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平成22年11月



成田空港30万回に4者協議で合意


 先日、成田国際空港の年間発着枠を30万回に拡大する、空港周辺9市町と県、国、成田国際空港会社(NAA)の4社協議が正式に合意に達しました。周辺地域の騒音問題など、クリアされなければならない課題はありますが、千葉県にとってこの合意は、新しい第一歩を刻むものと評価できると思います。

 私は、その1週間ほど前に、県議会の総合企画常任委員会の視察で成田空港を訪れ、NAAの森中社長ら関係者から直接、30万回の効果などについて説明をお聞きしました。それによると、現状の年間22万回だと、千葉県にとって1兆3千億円の経済効果が、30万回に拡大されることで2兆1千億円以上と大幅に増加するとのことです。また、雇用も現在の8万人が13万8千人に膨れ上がるとの試算を示されました。若者の雇用が社会問題となっている現在、この数字は、地域にとっては大変な魅力です。

 ご承知のように、羽田空港では4本目の滑走路を利用した新しい国際線ターミナルビルの運用が、10月21日から始まり、国際定期便の運航が開始されました。羽田が24時間運用される国際ハブ(拠点)空港になることで、成田空港の地盤沈下が起こることは認められません。状況に応じて自ら柔軟に対応することも重要です。地域の騒音問題を乗り越え、時代に合った成田空港に生まれ変わる努力を県民と一緒にしっかりしましょう。

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