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平成22年6月



羽田国際化は成田への配慮のもとで


 6月定例県議会が5月28日から始まりました。今議会は、7月に参議院選挙が予定されているため、例年より早く議会が招集されています。

 今議会でも、避けて通れない課題の一つは成田空港問題です。先日も森田知事と成田市の小泉市長が前原国交相を訪問し、発着枠30万回化を目指す成田空港への国の積極支援を要望しました。これは、国交省の成長戦略会議の最終報告に、羽田空港の国際線枠拡大などの提言が盛り込まれたことから、これまでの成田と羽田の役割分担が大きく変質しつつある現状を直視し、成田空港の一層の機能拡充を求めつつ、羽田国際化が成田空港の機能を損なわないよう配慮した国の対応と合わせ、羽田のさらなく国際化に伴う騒音影響の再検証を求めたものです。

 森田知事は、6月議会の開会あいさつの中でこの問題に触れ、県からの申し入れに対し前原大臣は「あくまでも国際線の拠点は成田空港であり、今後も千葉県と十分協議しながら進めていく」との回答のあったことを説明しました。




成田空港の流血の歴史を忘れない


 私は以前からも指摘していますが、成田空港建設の流血の歴史と千葉県民の多大な犠牲を考えれば、国の方針ひとつで羽田空港が成田に変わって国際線の基幹空港になることは、許されることではありません。千葉県も成田空港の年間発着枠を30万回(現在は22万回)に増やすため、5月末から地元の協力を求めて、住民への説明会が始まっています。新たな騒音区域の拡大などで、若干移転対象の民家も増えると思いますが、現状を考慮すれば、地元のご協力をお願いするしかないと考えています。もちろん、それ応える十分な地元対策を実施していくため、県議会の場で同志とともに力いっぱい主張してまいります。

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