メッセージ

メッセージの見方

気になった年の項目をクリックしてください。

メッセージ

平成22年2月



高校生など厳しい就職内定率


 大学生や高校生の就職内定率が低下し、社会問題化しています。私も、先の12月県議会で取り上げましたが、希望を持って高校や大学に進学し、いざ卒業という時に就職先がないのでは、あまりにかわいそうです。次代を担う若者が、望む職業に就けないようでは健全な社会とは言えないかもしれません。

 新聞報道によれば、最近、千葉労働局が発表した昨年12月1日現在のデータで、県内の高校を今春卒業する就職希望者の内定率は、63・8%で前年の同じ時期に比べて11・6ポイントも減っています。県内の大学や短大卒業予定者の内定率にいたっては、47・0%と同じく15・9ポイントも減少し、過去15年間で最低となっているそうです。

 この原因は、不況の影響はもちろんですが、国内産業の多くが、中国や東南アジアなど人件費の安い諸外国へ進出したことで、いわゆる「産業の空洞化」が生じていることも見逃せない理由の一つだと思います。世界経済のグローバリゼーションが、私たちの身近な生活にも波及しているのではないでしょうか。

 とはいえ、行政が手をこまねいているわけにはいきません。こうした厳しい就職状況の中で、県や学校、雇用関係機関が協力し合って、企業訪問などの就職開拓に駆け回る必要があります。今月19日から2月定例県議会が始まりますので、もう一度、私も積極的に働き掛けていくつもりです。

▲ このページのトップへ