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平成21年11月



波紋広がる国交相発言

説明がないのは非常に遺憾!


 前原国土交通相が10月12日に記者団に語った「羽田空港を24時間運用の国際ハブ(拠点)空港として優先整備する」との発言が、県内外に大きな波紋を呼んでいます。22日に閉会した9月県議会でも、論議の中心はこの問題でした。羽田空港の4本目の滑走路が完成すれば、確かに一般論としては分からないでもありませんが、成田空港の過去の歴史をみれば、千葉県としてはとても納得できる発言ではありません。

 報道によれば、大臣発言は、成田が国際便、羽田が国内便というこれまでの基本原則を堅持すると言いながら、羽田のハブ化を進めていくことを考えているようです。羽田では国際便対応ができないから、として無理やり成田空港建設に突き進み、流血の歴史を刻んできた過去の国の政策を顧みれば、いかにも理不尽な大臣発言としか言えません。300議席を獲得した“驕り”と言われてもしかたがありませんね。

 さらに問題なのは、地元に何ら説明もなく行われていることです。八ツ場ダムも全く同じです。森田知事も、怒りで眠れなかったと言っておきながら、翌日の大臣との会談ですっかり納得したようですが、私たちには十分な説明がありません。“勝てば官軍”とは言いますが、強権をもって説明責任も果たさないようでは、「民主党らしくない」と言われないかと、かえって心配になります。

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