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平成21年10月



県庁内の驚きの不正計理問題

徹底的な調査で膿を出し切る


 県庁内で公金の不正経理問題が大きく報道されています。過去5年間で30億円に上ると報じられており、全国でも例を見ない金額です。10月1日から始まる9月定例県議会の各党代表質問や一般質問でも取り上げられることは必至です。公務員が公金を不適切に処理し、永年の慣習とは言いながら、組織ぐるみで裏金づくりを続けるとは、誠に遺憾であり、言語道断です。

 納入業者に架空の物品を発注し、代金を支払った後にその分を裏金として回収する「預け」などの手口は、県の担当者と一部の業者間でしか分からない手口です。9月18日に行われた県議会の全員協議会で森田知事が答弁したように、一番の原因は、血税を預かっている県職員の間で、県民に奉仕する自覚とコンプライアンス意識が欠如していたとしか考えられません。

 県の調査は、まだ途中段階で最終結論は出ていませんが、この際、徹底的に調査し、これ以上、不適切な計理処理が出ないよう、永年の膿を出し尽くさなければならないと思っています。議員も県行政をチェックする立場にありますので、今回の不祥事を反省するとともに、職員においては二度と繰り返すことのないよう、これからは十二分に目を光らせてまいります。

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