総選挙の結果には、私だけでなく、多くの皆さんが大変な驚きをもって、見つめたことと思います。自民党の歴史的大敗については、いろいろな分析があると思いますが、今までの反省が足らなかったといえば、その通りでしょうし、解党的出直しが必要なことは申し上げるまでもないことです。
しかし、民主党が政権公約で言っていることが、本当にできるのか、大変心配しています。すぐに全部やることはできないにしても、国民に対する約束ですから、いずれはっきりした形にしなければなりません。子ども手当てや高速道路の無料化、ガソリンなど暫定税率の廃止は、来年4月には実施に移すと言っていますので、その財源をどうするのか、やはり民主党の予算編成を1回見てみないと何とも言えないのではないでしょうか。
県政に目を移してみても、自民党の麻生政権が進めてきた経済対策の方向性が大きく変わってしまうと、中小企業者の立場からすれば、これまで約束してきた15兆円の経済対策がどうなってしまうのか、大変心配です。7割までできている八ツ場ダムの建設中止やアクアラインの800円化にしても、同じです。農業問題もアメリカとの自由貿易の話し合いに入れば、本当に日本の農業を守れるのか。そうしたことをすべて国民が分かっていての政権選択だったのか、私は大変心配しています。
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