このところ幾分沈静化したとはいえ、新型インフルエンザへの警戒感で、日本中が覆われています。新型インフルエンザの発生を、世界保健機関(WHO)が正式に認定してから、すでに1ヵ月が経過します。成田空港では、大変厳重な検疫体制が敷かれていましたが、それでも昨今のグローバル社会の中では、国内での感染者の発症は防げませんでした。人命にかかわる事態ですので、注意して注意しすぎることはないと思います。
千葉県は、これより前の4月中旬、新型インフルエンザが流行した場合の社会的混乱を回避するため、企業や団体向けにガイドラインを策定していました。都道府県レベルでガイドラインを設けたのは、千葉県が初めてです。県内企業従業員の約4割が外出禁止となる事態を想定した企業や県民の対応マニュアルで、まさに今回の事態を事前に想定したものです。
千葉県では、すでに新型インフルエンザの対策本部も設置。県として49万6千人分のA型インフルエンザワクチンを保有していますが、今回のH1N1型ウイルスに有効かどうかはまだはっきりしていません。やはり、県民の皆さんが、お一人おひとり、冷静に対処し、ご自分で注意するしかないようです。外出から帰ったら、うがいと手洗いを励行するようにしましょう。
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