3月29日に行われた千葉県知事選挙は、森田健作さんが、百万票を超す予想以上の得票数で初当選を果たしました。森田さんは、4年前の知事選で6千票という僅差で涙を飲んだだけに、抜群の知名度に加え同情票があったのかもしれません。それにしても、全県1区の知事選では、知名度がないとやはり大変だな、と思い知らされたような感じがします。
森田さんの選挙は、政党色を極端に薄め、イメージ優先の選挙でしたので、マニフェストをみても、抽象的な政策が多く、具体性に欠けるようでした。選挙戦の終盤で、勢いがあったのは民主党推薦の吉田平さんではなかったかと思いますが、やはり西松建設の政治献金問題もあり、完全無所属を通した森田さんに、浮動票が流れたように思います。
私たちの県議グループは、白石真澄さんを支持したのですが、1ヵ月程度の期間しかない知事選では、準備不足と知名度の低さから、県民の間に十分浸透しきれなかったのではないでしょうか。私は、知事候補者の中では、白石さんの知事としての適性や資質を最も評価していましたし、それは今でも変わりません。残念ながら、二つ、三つに割れてしまった自民党ですが、感情的な対立は捨てて、これからは新知事の県政運営を冷静に見つめつつ、対応していきたいと思っています。
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