JR X388S送信機の復活

2014/06/28 NEW  
2014/07/02 CCPM機能の追加方法を記載した


JR X388S送信機のサービス・モードで送信機バッテリー電圧の調整
シミュレーター用に使用していたJR X388S送信機の電源が入らなくなりメーカーのサポートも終了していたので使用をあきらめていましたが、 ダメもとで自分でメモリーのバックアップ用リチウム電池を交換したところ電源が入るようになり使用することができるようになりました。 ただ、送信機の電池残量が実際の値より低めに表示されるようになり、そのためバッテリーアラームが早く働き1回の充電で使用できる時間が短くなってしまいました。 シミュレーターに使っているのでそれほど問題は無かったのでそのまま使用していましたが、最近、ネットで色々調べていたらメーカーのサービス・メニューの出し方がわかりました。 そのメニューの中に送信機バッテリーの電圧調整項目を見つけました。+/-キーで表示電圧を調整することができます。バッテリーの電圧をデジタル・テスターで測定して、その値になるように調整します。 これでやっと完全復活しました。


サービス・モードに入るには
1.送信機のスティック、トリム、ツマミはすべて中立、SW類(特にギアSW)は奥側に倒しておくこと。(中立時のデータ確認のため)
2.UPとDNキーを同時に押しながら送信機のSWを入れシステム・モードにしてデータ・リセット(MDL.n RSET)を表示させる。(モデルはどれでもかまわない)
3.ギアSWを手前側に倒し"+"キーを押す、ギアSWを奥側に倒し"-"キーを押す、この操作を4回繰り返すとBEEP音が鳴り"INTL"が表示されサービス・モードになる。ダメなときはもう一度繰り返す。
4.UP又はDNキーを操作して必要な設定項目を出し設定する。
(X347送信機もこの方法でOKです)

サービス・モード・メニュー
”INTL”が表示されたらUP又はDNキーを操作して項目を選びます
"CLR"キーを押すとすべての設定がRESETされデフォルトになります、不用意に押さないよう!
     ↓
STK.1 STK.2 STK.3 STK.4 POT.6 POT.7 POT.8のスティックやツマミのデータを表示します。中立で0±4以内ならベストです。(調整は取付位置の調整)
     ↓
TRM.1 TRM.2 TRM.3 TRM.4のトリム・データを表示します。中立で0です。(調整は取付位置の調整)
     ↓
液晶画面のテスト・パターン
     ↓
スティック・エンド・ポイントの調整 SA.1=THROTTLE、SA.2=AILERON、SA.3=ELEVATOR、SA.4=RUDDER
FULLに操作してCLRキーを押す、反対側に操作してCLRキーを押す、CHキーで新しいスティックを選び同様にセットする。8ポイントセットするとSAの点滅が止まる。
     ↓
送信機電圧調整 
+/-キーで電圧を調整します。デジタル電圧計で前もって電池電圧を測定してその値に調整します。
     ↓
     
     ↓
データ・ダンプ・ファンクション(使用されていません)
     ↓
NON-VOLATILE MEMORYのアドレスとその値を表示

サービス・メニューから抜け出るにはUP/DNキーを同時に押すと通常表示に戻ります。
設定が終わったら一度送信機の電源を切ってから再度、電源を入れてください。

電池電圧が正しく表示されなくなったのはメモリーがリセットされデフォルト状態になったためのようです。 サービス・メニューを見ているとリセット後は少なくともバッテリー電圧の調整とスティック・エンド・ポイントの調整が必要と思われます。 スティックなどの中立時のデータを読むと私のプロポは少しずれているものがあるのでエンド・ポイント調整してもあまり意味がなさそうです。このプロポはシミュレーターで使用するので少しぐらいずれていても問題ないので電圧の調整のみ行いました。

CCPM機能の追加方法
シミュレーターで使用するのには不要ですが一応CCPMを使用できるようにしてみました。
サービス・メニューで"BATT NICD"を表示させた後、CHキーでメニューを切り替えて"SWMX INH"をだします。DATAキーで"ACT"に切り替えます。

これでシステム・モード・メニューにスワッシュ選択メニュー(SWAS NORM)が表示されるようになりDATAキーでスワッシュ・モードを選択できます。
選択できるのは"NORM","2SRV","3SRV","4SRV"があります。



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