バウンティー号を作る

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初めての帆船模型製作である。部品にサンドペーパーをかけ、着色し、ニスを塗る工程が多い。特に着色やニスを斑無く塗るコツが製作をする工程で少しずつ判ってきた。「着色剤、ニスは刷毛ではなく、布につけて斑無く塗る」がそのコツである。

2004年6月から毎月3回送られてくる部品を加工し、組立て船体作成を始める。

 船体の骨組みが完了し、ロアーデッキ、ミドルデッキが完成

下層デッキ、船室の隔壁などの内装を始める。船体にねじれが出ない様に注意。

ミドルデッキを張る。船体の概容が見えて きた。
この段階で模型会社倒産の為、部品供給がストップしたが、子会社から完成までの部品を一括購入し、製作を継続。

船首、船尾を高く、メインデッキ中央を低く張る。部材を濡らし、湾曲させたので少しねじれが生じた。 船体に外板を下貼りし、ボンド、パテで継ぎ目を塞ぎ、表面を滑らかにする。

化粧版を貼る。 右舷は船倉内が見えるように開けておく。
船体の外装を始める。細々とした部品を組み立て、取り付けて行く。

いよいよマストがメインデッキに立っ。 船体の外装が終了。 毎日少しずつ製作している為か、船体の骨組みからマストを立てるまで一年半経過した。急ぐ作業では無いのでゆっくり、丁寧に作業を進める。

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現在シュラウド(マストを支える静索)を張り、ラットライン(段索)を張る.

シュラウドの作成に時間が掛かった。綱架けが細かくて目が疲れる。毎日少しづつ作業をする。ヤード(帆を張る支柱)をマストに取り付ける。

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マスト、ヤードを支えるロープ架けを完成。
その他の艤装品の取り付けも終了した。
これから帆の作成、取り付けの最終段階に入る。

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帆作成用シートから9枚の三角縦帆(ステイスル)を切り取り一枚一枚針を入れて縫い目を入れ、完成。ロープ、金属リングで補強しながらマストに取り付ける。

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3本のマスト(フォアマスト、メインマスト、ミズンマスト)に横帆(ゲルンスル、トップスル、スル)金属輪の留め金でヤードに取り付け、ロープで固定する。

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帆を取り付けた際、大きすぎるサイズの帆は一部縮小修正した。

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帆を固定するロープ(糸)が細く、スペースが小さくピンセットで少しずつロープワークの作業を進める。目が痛くなる。指が器用に動かない。老化だろうか。

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船倉内の装飾に入る。帆の余り布で梱包荷物を作り、樽に着色を施す。船尾にパンの木の苗木ポットを置く。

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完成!
船首からの写真

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完成モデルシップのサイズ
全長:1メートル
高さ:90センチメートル
幅45センチメートル
2004年6月から製作を開始し、少しづつ作業を進め、2006年4月に完成した。初めてのモデルシップ製作であった。

これから硬質塩ビ板を使ってケースを作り全ての作業が終了する。

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厚さ5ミリの透明アクリル板を金具で固定し帆船模型のケースが完成。また帆船模型を展示する展示用テーブルも作った。
完成!〜

                           

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完成した帆船模型は開院2周年を祝い息子の歯科クリニックの待合室にディスプレーした。