スイス花の旅

  

7月9日(土)〜10日(日) (26枚)

 

  

(EOS Kiss Digital使用)

  

  

9日(土)  ゴルナグラートへ

 8日の夕刻ツェルマット駅に到着早々、日本人のツアー客でごった返す駅前からマッターホルンの方角を見上げたが、空には厚い雲が掛かって何も見えなかった。 9日の朝も、目が覚めるとすぐさまホテルの窓から白みかけた空を覗いて見た。 だがやっぱり雲が掛かっていて何も見えない。 前回もその全容を眺めることが出来なかったので今回に期待していたのだが・・・。

 

 朝食を済ませ、今日の予定のゴルナグラートへ出発。 登山電車は霧の掛かった山肌をくねくねと登って、標高3,089mの霧に包まれた終着駅ゴルナグラート駅へ到着。 駅前の広場は大勢の観光客で溢れていたが、10m先が霞むほどの霧ではどうしょうもなかった。 霧は風で動いていて、 時折目前のゴルナー氷河が現われると歓声が上がった。 

 

 6年前と同様、ここから一つ下のローテンボーデン駅からリッフェルベルグ駅までハイキングの予定だったが、家内が数日前に痛めた膝を気遣って歩くのは止めにした。 電車で下って他のメンバーを待つ間、近くに咲き乱れる花を眺めたり写真を撮ったりしていたら、突然前方の霧の中にマッターホルンの雄大な姿がぼんやりと姿を現して大感激。 ようやくその全貌に近い姿を眺めることが出来たのだった。

 

 夕刻、ツエルマットの街を散策したりして過ごしたが、雲が動くたびにマッターホルンが見えはしないかと気になった。 青空を背景にした山を見たかったのだが、結局その後はその全貌を見せてはくれなかった。

 

10日(日)  ツェルマットからサンモリッツへ

翌10日、ツェルマットを後にしてベルニナ・アルプスのメッカ、サンモリッツへと向った。 初めて乗る氷河特急のまる一日の旅である。 車窓の景色を眺めながらののんびりした一日だった。

 

  
     
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7月9日(土)

登山列車で標高3,131mのゴルナグラートへ

前回もそうだったが、今回もまたガスに包まれてしまった。 花の季節は山の姿を見るのは難しいことを改めて思い知らされた感じだった。それでも、標高2,582mのリッフェルベルグでメンバーが下ってくるのを待つ間に一瞬だけ雲に霞んだマッターホルンを眺めることが出来たのは幸せだった。

それにしてもほんとに見たことも無い不思議な花が多いのには驚かされる。

    
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霧が流れるゴルナグラート

現われたゴルナー氷河

下流の霧も晴れて行く

  
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リッフェルベルグの景色

突然マッターホルンが!

再び雲の中へ・・・

    
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ゲンティアナ・ババリカ

(リンドウ科 リンドウ属)

トラスピ・ロトゥンディフォリウム

(アブラナ科 グンバイナズナ属)

名も知れぬ花 その5

マンネングサのような厚い小さな茎や葉とサギゴケのような形をした不思議な花だった。

  
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ベロニカ・フルティカンス

(ゴマノハグサ科 クワガタソウ属)

ロトゥス・アルピヌス

(マメ科 ミヤコグサ属)

         

夕刻のツェルマットの街の散策

ホテルからツエルマットのメイン通りに向う裏道の道端にもいろんな変わった花が咲いていた。 ツェルマットは町といっても標高1,620mはあるのだから高山植物が咲いていても不思議はない。
      
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センペルビブム・アラクノイデウム

(クモノスバンダイソウ、マキギヌ)

(ベンケイソウ科 クモノスバンダイソウ属)

エピロビウム・アングスティフォリウム

(ヤナギラン)

(アカバナ科 アカバナ属)

セドゥム・ダシフィルム

(ヒメホシビジン)

(ベンケイソウ科 マンネングサ属)

  
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マッターホルンの山裾

何時までも明るいツェルマットの街で、雲が切れてくれないかなあ・・と待ち続ける願いはついに届くことはなかった。

    

7月10日(日)

氷河特急でツェルマットからサンモリッツへ

今回初めて「氷河特急」なるものに乗ることが出来た。 さすがに山国、険しい山肌によくもこんなに鉄路を敷いたもんだと感嘆せずにはおられない。 一日かけて険しい山肌を縫うように走る車窓の景色は見飽きることが無かった。

     
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早朝のマッターホルンも霧の中

出発前、最後のマッターホルンを見たくて早起きしたのだが・・・

氷河特急でサンモリッツへ

車窓の田園風景

  
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車窓に迫る雪山

山の上の牧草地

谷間の街

  
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高地を往く氷河特急

峡谷に掛かる石橋

家が点在する険しい斜面

  

サンモリッツ到着

長い列車の旅も終ってサンモリッツのホテルに到着。 部屋の窓から目前に見下ろすサンモリッツ湖の景色が綺麗だった。
    
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サンモリッツのホテルの眺め

サンモリッツのホテルの眺め

    
  
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