彼岸花が真っ盛り! そして・・・ (16枚)

 

04年9月15日(水)

(千葉県 酒々井町 下台・墨地区)

  (EOS Kiss Digital、  28-135mm使用)

 「猛暑の今年は植物の成長が早く、例年に無く秋の花が早く咲き出した」と8月末にヒガンバナが咲いたニュースをTVが伝えていた。 我が家周辺の田園もお彼岸を前にこのヒガンバナが真っ盛りを迎えている。 この日も汗をかきながらヒガンバナが咲く山裾の径を通って谷津田を巡るいつもの散歩道を歩いてみた。 道端の花をつけた雑草、山際のアキカラマツやゲンノショウコ等々を楽しみながら歩いていくうちいつものツリフネソウが咲く休耕田にやって来た。 ツリフネソウは未だだろうと思っていたのに、なんと草むらに埋もれてこの花が咲き出していたのだった。


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イチビ (アオイ科アオイ属)

 家の前の大通りを歩いていたら歩道脇で見慣れぬ花に出会った。調べたら古く中国を経由して入ってきたインド原産の別名「キリアサ」と呼ばれる植物で、繊維をとって火口としたらしい。

アキカラマツ

 街の家並を外れて下り径に入ると、道端のあちこちに秋の定番のこの花が咲いている。この植物、1mを越えて茂るのも多いが、痩せた土地で小さく咲いてるのがやっぱり可愛い。 

ゲンノショウコ

 夏から秋遅くまでそこらじゅうで咲いている。珍しくも無いのにどうしても立ち止まってしまう不思議な花。 この紅花に会いたくて捜すのだが何処にも見かけない。

     

農家の前のヒガンバナ

 下り径の途中の農家の前にひと塊のヒガンバナが陽に輝いていた。 この下り径も好きな径の一つなのだ。

里山のヒガンバナ

 径を下って来て里山の縁に出た。 ここにもヒガンバナが塊になって咲いていた。この花の色を見ると額に汗が流れていてもやっぱり秋が来たんだなあ・・と感じるのだから不思議である。

散歩道のヒガンバナ

 まだまだ暑い里山の縁を巡る散歩道もヒガンバナに縁取られている。

   

満開のヌルデ

 このところ里山の縁に白い花の房に包まれた樹木が目に付くようになった。 よく見ると晩秋の紅葉が美しいウルシ科の樹木、ヌルデだった。

キツネノマゴ

 珍しく陽の当たる道端にキツネノマゴが咲いていた。 樹陰の寂しい印象が強いこの花、こうして明るいところで見るとまた雰囲気が違うことに気が付いた。

ミチヤナギ

 この雑草、人があまり歩かない小径のおかげで踏みつけられることも少ないようだ。元気いっぱい小さな花を付けていた。

  

ツユクサ

 谷津田の畦のツユクサが陽の光りを浴びて輝いていた。 この魅惑的な青い色、何度見ても又撮りたくなってしまう。

ヤブマメ

 草むらにヤブマメが咲いていた。 今年はヤブマメも豊作のようだ。

アカバナ

 休耕田の草むらで50cm以上も伸びたアカバナに出会った。 小さなピンクの花が可愛くて好きなのだが、こんなに早く出会ったのは初めて。

  

咲き出したツリフネソウ その1

 見ると近くでまさかと思っていたツリフネソウが咲いている! 

咲き出したツリフネソウ その2

 ここは例年ツリフネソウの大群落になるので毎年楽しみにしているのだが、今年は咲きだすのが随分早い。

咲き出したツリフネソウ その3

 この花に初めて出会ったのは30年くらい前の奥多摩の山だった。 それがこんな北総の田園に咲いているとは・・といつも感慨を新たにする。


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