厳しい残暑にも秋の花 (15枚)

 

04年9月1日(水)

(千葉県 酒々井町 上岩橋・伊篠地区)

  (EOS Kiss Digital、  28-135mm使用)

 いよいよ9月。 まだまだ暑い日が続いているが秋の草花が咲き出しているのでじっとしてはおれない。 この日も町の家並を抜けて谷津田にやって来ると、強い陽射しを受けながら黄金色に実った稲が重そうに穂を垂れていた。 田圃の脇に植えられたオクラが花をつけている。 道端でよく見かけるスベリヒユは黄色い花を付けていた。 あちこちヤマハギが縁を飾る里山では、もうヤマジノホトトギスが咲き出していたのだ。


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オクラの花

 アフリカ原産のこの野菜、18世紀にアメリカで栽培され始め、明治に日本にやって来たらしい。アオイ科だけあってこの時期花もなかなか綺麗。

スベリヒユ

 道端でこの草に出会うと、戦後の食糧難の頃お浸しにして食べたことを思い出す。 ふと見ると黄色い小さな花をつけていた。

アメリカミズキンバイ

 晩秋になると紅葉するこの野草、今の時期は緑が瑞々しくて同じ草とは思えない。

     

谷津田の稲刈り

 ここの田圃では稲刈りが始まっていた。 機械化されたとはいえ、未だ暑さが厳しいこの時期の稲刈りは大変だ。

キネノカミソリ

 キツネノカミソリが咲いていた。 今年はあちこちでこの花に出会ったが、随分長いこと咲いているものだ・・とびっくり。

アザミ

 赤い花の先端を覗かせた可愛いアザミに出会った。このアザミ、ノハラアザミではないかと思うのだが・・・。

   

アキカラマツ

 里山の縁でひっそりと咲くこの花の雰囲気が好きで、出会うたびに写真を撮っている。 昔八ヶ岳で咲いていたカラマツソウの姿を思い出すのだ。

アキカラマツの花のアップ

 この植物はちょっと巨大過ぎるのだが、花はなかなか繊細で綺麗だと思ふ。

ナルコユリの実

 春先、小さな花をぶら下げていたナルコユリが実をつけていた。 花からは想像がつかない位実が大きいのでびっくり。

ウドの花

 里山の縁でウドに出会った。 「ウドの大木」とは良く言ったものだなあ・・と見上げてしまった。でも花は結構可愛いと思ふ。

ヒヨドリバナの蕾

 ヒヨドリバナが咲き始めようとしていた。 この辺りで見掛けるのは白が殆どだが、たまに薄く赤味がさすのに出会うと嬉しいものだ。

ヤマジノホトトギス

 ホトトギスが咲いてるのを見つけた。 ちょっと形が変だが、これは多分ヤマジノホトトギスだろうと思ふ。 蕾も結構沢山ある。

ユウガギク

 草薮にうっそうと茂るユウガギクだが、咲き始めのこの花は名前の通りなかなか優雅だと思ふ。

ヤマハギ

 今の時期、あちこちで里山の縁を飾るヤマハギ。 どんなに暑くても秋を実感させてくれるから不思議なものだ。


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