稲刈り時期の里山と休耕田 (19枚)

 

2004年8月27日(金)

(千葉県 酒々井町 印旛沼干拓田・馬橋・下台地区)

  (EOS Kiss Digital、  28-135mm使用)

 暑い暑いと言ってるうちに8月も末。 北総の印旛沼干拓田は猛暑のお蔭で順調に育った稲の収穫が始まった。 稲を刈り終わったばかりの田圃にはイナゴやバッタが飛び交っている。 そして、それがお目当てなのだろうか、鷺達がどこからとも無くやって来るのだ。 こんな光景を眺めた後馬橋の里山に行ってみると、あちこちにツルボの花が顔を出していた。 薄暗い木陰でキツネノカミソリが、明るい斜面でツリガネニンジンが咲き誇り、里山はすっかり秋の気配を漂わせていた。


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稲刈り跡のコサギ

 何処からくるんだろう・・、何で分かるんだろう・・といつも不思議に思うのだが、鷺はちゃんと知ってるらしい。

ボタンズルの群落

 里山に向う途中、荒地にセンニンソウの群落を見つけた・・と思ってよくみるとこれは珍しい!ボタンズルだった。 最近見かけない。

ボタンズル

 センニンソウとは葉の形が違うのだが、良く見ると花びらが散った跡の様子も違う。 蘂だけがこんな風に残ってるとは知らなかった! 

     

ツルボ

 馬橋の里山には今あちこちにツルボが顔を出していた。 こんなに暑くても季節になると咲き出すんだろうか・・と不思議に思ふ。

ツリガネニンジン

 このツリガネニンジンは一段と枝を張って花が多い。 畑地の脇だから肥料が効いてるのかなあ・・等と思ふ。

ワレモコウ

 ワレモコウも咲いている。 そういえば一週間前にも出会ってるからこれはほんとは夏の花かなあ・・と頭が混乱してしまう。

   

ニラの花

 打ち捨てられて夏草が生い茂る山畑、周囲に取り残されたニラの花が咲き誇っていた。良く見ると意外に可愛い花だ。

ハキダメギク

 そんな草むらでハキダメギクが群生していた。老眼には小さ過ぎる花だが、なかなか可愛いので気に入っている。

キツネノマゴ

 薄暗い木陰ではこの植物が群生している。 暗い所で咲く小さな花を手持ちで撮るのは難しく、いつも失敗ばかりしてる花だ。

ハンショウズルの花の跡

 ハンショウズルが咲いてた林縁で花の跡を見つけた。 図鑑では見たことがあるが、実際に出会ったのは初めてなので大感激。

キツネノカミソリ

 竹林の縁ではキツネノカミソリが未だ咲いていた。 今年は時期を失した・・と思ってたのに、先週に続いて又出会うとはラッキーだ。

ハナイカダの実

 ハナイカダはどうなっているかなあ・・と探してみたら黒い実になっていた。 花が咲いて緑の実になり、やがて黒くなって次は・・・・?。

コマツナギ

 下台地区の休耕田にやって来て、農道の道端でこの花を見つけた。 いつも会いたいのに会えぬこの花、今年はもう何度目だろう・・。

センニンソウ

 ここは長年使われてない休耕田だけに農道も雑草に覆われている。その雑草にセンニンソウが絡まって咲いていた。

クズの花

 クズも生い茂っている。 見ると花を付けていた。この花、近くで見ると猛々しいが遠目には可愛いものだ。今年はこの花も多い。

アメリカミズキンバイ

 山の水がしみ出ていつも湿原状態の休耕田は、水辺の植物が繁茂している。 この黄色い花はアメリカミズキンバイらしい。

タコノアシ群落

 晩秋、紅葉したタコノアシを見に来るのだが、花が咲く今の時期は初めて。国の絶滅危惧U類のタコノアシがこんなに沢山群生しているとは!と驚いた。

タコノアシの花

 図鑑には紅葉した時の写真しか出ていない。タコノアシの花ってどんな形してるのかなあ・・とアップで写真を撮ってみた。 

  

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