里山の初夏の花 (12枚)

 

2004年5月21日(金)

(酒々井町・馬橋地区の里山)

  (EOS Kiss Digital にて撮影)

 ここのところあまり天気の良い日が無かった。 里山は初夏の白い花の時期到来に違いない!と思いつつ、なかなか出られずにいたのだが、久しぶりに五月晴れになったこの日、緑濃くなった谷津田の奥の里山に飛び出した。 里山はウツギの最盛期を迎えていた。 ガマズミも白い花の傘をこんもりと付けていた。 先日見つけたハンショウズルの様子を覗いてみると、未だ可愛い花を付けていて無事だった。 ふとエゴノキの花のことを思い出し探してみたら、もう最盛期は過ぎていてがっかり。 今年は開花が早かったのと、悪天候が続いたせいで最盛期のエゴノキを見逃してしまった。

 

 

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ウツギ その1

 今年も又変電所近くの里山を訪れた。 今年はいろんな花が早く咲きだしたので、この花も終ってしまったのでは・・と気が気でなかったが咲いてて良かった。

ウツギ その2

 日当たりの良い場所のウツギの花は眩しい位。 青空を背景にしたウツギの花は何とも初夏の感じがしてうきうきしてくる。

ウツギ その3

 そしてウツギの花は何故か懐かしい。 花の可憐さが子供心に残ったとも思えない。 多分、野山を駆け回って遊べる季節を迎えた嬉しさが何時までも焼きついているのだろう。

ウツギ その4

 春の花が終わり、初夏の緑の林を飾るウツギ。 あちこちの里山の縁に誰が植えたでもなく気ままに咲いている。 こんな花を求めて里山を巡り歩くのが又楽しい。

ウツギ その5

 このウツギ、この辺りの畑の片隅に一かたまりになって咲いているのをよく見かける。 何のために植えてるのか何時も気になってしかたがない。昔は何かに利用したのだろうか?

ガマズミ

 里山にはウツギとともにガマズミも咲いていた。 別に珍しくも無いのに、「あそこにも咲いてる!」と近くに行って眺めてしまうのだ。

ハンショウズル

 10日くらい前に見つけたハンショウズルの様子が気になっていたので又その場所に行ってみた。 未だ咲いていた! 去年は数日後には姿を消していたのでほっとする。

桑の実

 赤くなった桑の実が生っていた。 子供の頃はよく採って食べたのだが、これを見るとあまり食べたいとは思わない。あの頃はお菓子も何も無かったからなあ・・・。 

エゴノキ その1

 ふとエゴノキはどうなってるかなあ・・と思い出した。 そういえば何時も散った花で地面が白くなってるのを見かけるのに今日は見かけない。 探してみるとあるには有った。 でも盛りは過ぎて、散った花は既に朽ちていた。

エゴノキ その2

 それでも未だ散らずに残った優しげなエゴノキの花が綺麗だ。 この花が枝一杯に垂れ下る姿を見たかったのに・・・。

エゴノキ その3

 エゴノキは別名チシャノキとも言うんだそうだ。 昔の人はこの木の実を洗濯石鹸の代わりにしたり、この実の麻酔効果を利用して、川に流して魚とりにも使ったというから面白い。

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