楽しい初夏の田園散策 (19枚)

 

2004年5月6日(木)

(酒々井町 上岩橋・伊篠地区)

  (EOS Kiss Digital にて撮影)

 この時期、山坂の多い我が町を歩くのは汗が滲んで結構きついが、運動不足解消には欠かせない・・とばかり意を決して散策に出掛けた。 家並外れののどかな田園は花盛り。 道端にはヒメジオンだかハルジオンだかがやたらとはびこって咲いている。 里山の林の縁にニセアカシアの花を見つけた。 もうこの花の季節なのか!と複雑な心境に浸る。 田圃には一輪のカキツバタが咲いていた。 ほんとに初夏がそこまで来てるんだ!

 

 

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ブタナの群落

 耕されなくなった畑にブタナが群生していた。名前は良くないが結構綺麗で僕は嫌いじゃない。 それにしても日向は暑い! 

キュウリグサの群落   

 何やら小さな紫の花を付けた草も群生していた。 これはキュウリグサだった。 こんなに群れてるのも珍しい。

ハルノノゲシ   

 田圃に出た。 田植が終った田の畦道にハルノノゲシが咲いていた。 こんなありふれた情景にも、初夏の訪れを感じて嬉しくなる。

カキツバタ

 アヤメの仲間ではこの花が一番好きだ。 もう咲いてる頃かも知れないと気にしていたら、田圃の片隅で今年最初のこの花にに出会った。 

ハリエンジュ

 里山の林の中に白い花を付けた大きな樹があった。 もしやと思い近寄って見たらやっぱりニセアカシアだった。正式にはハリエンジュという名のようだが僕はニセアカシアのほうが馴染がある。

ハリエンジュの花UP

 田植が終った谷津田の周囲の林にこの花が咲いてるのをよく見かける。 水を張った田圃にこの花をつけた樹が映る情景も風情があって好きなのだ。

 山に絡まるフジ

 山の縁にほんのり紫色の塊が見えた。 山の雑木に藤が絡まっているのだ。 今年は山の藤が綺麗だ。 年によって咲き方が違うように感じるが、今年は当たり年のように思ふ。

谷津の奥の新緑の林

 凄い籔になっている谷津田の奥に分け入って覗いてみた。 そこは古い休耕田の跡だった。 既に樹木が育ち、自然回帰がかなり進行している。思わぬ自然の姿にしばし見とれてしまった。

ホタルカズラ

 だいぶ前に咲きだしていたホタルカズラが未だ咲いていた。 以前見たときは背丈が10cm位しかなかったのに、茎が伸びて随分背丈が高くなっていたのだ。

モミジイチゴの実

 モミジイチゴの実がもう生っていた。 つい先日まで白い可憐な花を下げていたと思ったのに、成長の早さにはほんとにビックリする。

アマドコロ

 暗い雑木林の中では未だこの優雅な花が咲いていた。 この辺りのあちこちの里山で長いこと楽しませてくれる花なのだ。 

イカリソウ

 イカリソウはもう終わり、あまり見かけなくなったなあ・・と思っていたら又出会った。もうそろそろ見納めだろう。

 

祠脇のキンラン

 今年はこのキンランも当たり年のようだ。 いつもは滅多に出会わないのに今年はよく出会えて嬉しい限り。 

山の社の境内に咲くキンラン

 もっとも、この山の社の境内以外で出会うことはもう無くなった。 有っても数日のうちに無くなってしまうのだから、 ここは貴重な場所なのだ。

林の中のキンラン

 又有った!・・と出会うと嬉しくなってシャッターを切る。 何時までも楽しませて欲しいなあ・・と願いつつ。

  

マムシグサ

 この辺りの薄暗い林の中はマムシグサやウラシマソウが多い。 滅多に写真を撮らないのだが、ちょっと気が変わって撮ってみた。

 蕨が顔を出していた。 20数年前にこの地に移り住んだ頃は、あちこちの林に蕨狩りに出かけたものだが、開発が進んだ今では滅多に出会うことも無くなった。

里山の小径

 家並の外れの直ぐ近くにこんな林の小径がある。四季折々のこんな小径を歩くのがたまらなく好きなのだ。 

 

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