田植時期の里山散策 (17枚)

 

2004年4月29日(木)

(酒々井町 上岩橋・伊篠地区)

  (EOS Kiss Digital にて撮影)

 今年は気温が高い日が続いて苗の生育が早くなったせいか、未だ連休前というのに田植を終えた田圃もある。 でも大半は連休に田植のようだ。 この日、水を張った暖かそうな田圃の向こうの里山散策に出掛けることにした。 

手入れ手が行き届かなくなった里山には藤の花が絡まり、林の中はキンランが咲きだしていた。 山の北側には未だイカリソウも咲いていた。 新緑の里山を抜ける爽やかな風が心地良い散策だった。

 

 

写真をクリックすると拡大表示されます

  

マツバウンラン

 里山散策に家を出た。 途中、JRの駅前の広場の脇で背の丈30cmのこの花に出会った。 この帰化植物、列車に乗ってこの駅で降りたのだろうか。

カラスノエンドウ   

 田圃近くに出るとカラスノエンドウが群れていた。 珍しくもないのに可愛くて好きなので、出会う度に写真を撮っている。

クサノオウ   

 農道の周りは今この花が真っ盛り。 何でこの雑草が「草の王」なのか?と思ってたが、調べたら丹毒に効くところから「瘡の王」と呼ばれたと言う説があるんだそうだ。面白〜い!

オドリコソウ

 もう随分前に咲き終った思っていたオドリコソウガ咲き残っていた。 道端に生えてるのは大方草刈りで刈られてしまう運命なのにこの花は幸運でした!

アマナ

 アマナは結構珍しい花だそうだが、この近辺では時々出会う。 もっとも人家近くで見ることが多いから栽培してたのが逃げ出したやつかも。

スギナ

 田圃の用水にスギナの林が広がっていた。メタセコイヤの大樹林だ!と蟻んこなら思ふかもしれないなあ。

 フジ

 荒れた林の縁はあちこちで藤が絡まっていた。 今の時期、この荒れた山の藤を眺めるのが楽しみ。

新緑の林

 碧の風吹くこの季節の里山は何とも言えず心地良い。 もしかして蕨が生えてるかなあ・・・。

セントウソウ

 薄暗い林の縁で咲いていたセントウソウ。 粟粒のような小さな白い花が飛び散って、線香花火の火の粉のようだ。

イカリソウ

 里山の縁にイカリソウを見つけた。 温暖化でとっくに終ったと思ってたので出会えると嬉しいもんだ。

シダ

   雑木林の中で木洩れ日にシダの葉が輝いていた。 このシダ、なんていう名だろう。 あいにくシダの図鑑を持ち合わせてない。

チゴユリ

 薄暗い林の中でチゴユリに出会った。今頃会えるとは、ここのは他よりだいぶ遅咲きだ。 

 

キンラン

 今年はきっともう咲いてるはずだ! とお目当てのキンランを探した。 あったあった! やっぱりもう咲いていた!

キンランUP

 見渡すとそこ此処に咲いてる。 「ここはきっと近くの祠の神様が守ってくれてるから無事なんだ!」等と思いたくなるくらい。翌日になると姿を消してることが多いのだ。

ホウの花

 遠くの林の樹に白い花が咲いてるのを見つけた。 良く見るとホウノキの花のようだ。 300mmズーム一杯で撮ってみた。

  

杉に架かった藤の花

林を出て田圃に出た。 振り返ると杉の樹に絡まる藤の花がまるでクリスマス飾りのようだ。

 

前のページに戻る