新緑の谷津田散策 (20枚)

 

2004年4月17日(土)

(酒々井町 伊篠新田)

  (EOS Kiss Digital にて撮影)

 足早な春が気になって、近くの谷津田の様子を見に出かた。 気の早い田圃は既に田起こしが始まったいるようだ。 木苺の白い花が目立つ山際を歩いているとイカリソウが咲いていた。探してみるとここにもあそこにも咲いている。 林の雑木に絡みついたアケビも花を付けている。 足許を見るとこの辺りでは滅多にお目に掛かれないハルリンドウまでが咲いてた。

 

 

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もう既に田起こしが始まってる!

 

 未だ4月半ばというのに田起こしした田圃があった。 今年は何もかもほんとに早い。

ハルジオン

   

 綺麗なハルジオンが咲いていた。 何処にでも咲いてるけどやっぱり可愛い。

クサノオウ

   

 農道に生える草は農作業が始まる頃に綺麗に刈り払われるのだが、道の脇に咲くこのクサノオウは運良く刈り払われずに残っていた。 

新緑の雑木林

 

 雑木林に萌えだした新芽の緑が綺麗だ。 この季節のこの色はほんとに心地良いものだ。

蜂が止まるヘビイチゴ

 

 道端にヘビイチゴの花が点々と咲いていた。カメラを構えた目の前の花に蜂が飛んできて止まった。

ヘビイチゴ

 

 光沢を放つヘビイチゴの花は写真撮るのが難しい。 何度撮っても実物と違ってしまう。

 生れたばかりのオタマジャクシ

 

 休耕田の水溜り。 ちょっと前にグニュグニュとした卵の塊を見たばっかりなのに、もうおびただしい数のオタマジャクシになっていた。

ジロボウエンゴサク

 

 田圃脇の草むらでジロボウエンゴサクのトランペットのような小さな花の大合奏。

白いスミレ

 

 林の脇の農道に小さな白いスミレが咲いていた。図鑑を調べたら「ナガバノスミレサイシン」というのに似てると思った。

スミレ

 

 日当たりの良い斜面はこの紫のスミレが多いようだ。 これは多分「タチツボスミレ」にちがいない。

ニガイチゴ

  

 雑木林の縁は棘だらけの枝を這わせたこのニガイチゴが花盛り。 この木苺の実もほんとは甘いらしいのだが食べたことはない。

ニガイチゴの花

 

 同じ木苺の仲間なのに、モミジイチゴの清楚な花とは形も印象も違うから面白い。 

 

アケビの花

 

 林の雑木に絡まるアケビが花を付けていた。秋に実が生ってるのに出会うのも楽しいが、花に出会ったときも嬉しい。

イカリソウ

 

 イカリソウが咲いてるんじゃないかと目を凝らして山裾を歩いていたらやっぱり咲いていた。この花、どうなってるのか何回見ても不思議な気がする。

イカリソウの蕾

 

 蕾もあった。 この蕾も変っている。 この花が咲く順番は先ず周りの突起が弾けるように咲くようだ。

  

イカリソウのアップ

 

イカリソウの花は、舟の錨というよりは、まるで蛸かクラゲが飛んでるような変った姿で面白い。

ホタルカズラ

 

 林の縁でホタルカズラが咲き残っていた。 もう時期は終ったと思っていたので嬉しかった。

ハルリンドウ

 

 去年初めてハルリンドウに出会った場所に行ってみると、咲いてる咲いてる! 思わず小さな花の前にしゃがみこんでしまった。

 

蜂が止まるハルリンドウ

 

 花の数も去年より数が増えてるようだ。 きっとこの蜂が数を増やすのを手伝ってるのだろう。

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