春の酒々井散策 (13枚)

 

2004年3月3日(水) 

  (EOS Kiss Digital にて撮影)

 未だ風は冷たいけれど陽射しはほんとに春の到来を感じさせてくれるようになった。 梅の花がそろそろ終わりかけて、辺りの田園は春の草花が一気に賑やかさを増して来る。 旧成田街道の酒々井の宿の雰囲気が僅かに残る住吉神社辺りから田圃に抜ける脇道は、このミツマタやウグイスカグラが目を楽しませてくれた。 可憐なスミレが咲く坂径を下ってゆくと、そこにはホトケノザやヒメオドリコソウ、それにタネツケバナに飾られた田圃が広がっていた。

 

 

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住吉神社の紅梅

 

古い家並が幾つか残る旧成田街道は、昔の宿場町の雰囲気が僅かに感じられる。

藪椿の老木

  

脇径に入った大きな古い家の庭の奥に、数百年は経つと思われる大きな藪椿がたわわに花を付けていた。

ウグイスカグラの花 

  

大きな家の籔のような生垣の間から小さなウグイスカグラの花が顔を出していた。

    

 未だ出たばかりのキブシの花

 

里山の縁にキブシを見つけた。 これに出会うと春が来たなあ・・・と嬉しくなる。 でもまだ出たばかりみたい。

色の薄い小さなスミレ

 

そここにスミレが咲いている。 タチツボスミレだと思うが分からない。 名はどうであれスミレに違いない。

色の濃いスミレ 

 

こちらのスミレは色が濃いなあ・・とスミレに出会うたびに立ち止まってしまう。 

ホトケノザの群

 

田圃に出た。 ホトケノザが一杯咲いてピンクに染まる情景がたまらない。

ヒメオドリコソウ

 

この時期のヒメオドリコソウが又可愛い。 厚い毛皮のコートを脱ぎかけているようだ。

タネツケバナ

 

一つ一つは地味な花なのに、この時期に群れて咲くこの花はまた格別。 

 ショカッサイ

 

日当たりの良い里山の縁で見つけたショカッサイ。 随分早いんじゃない!と声をかける。

林内の苔むす切り株

 

里山の林に入ってみた。 暗い林の中に射す木洩れ日が切り株の苔を照らして綺麗だった。

ヤマネコノメソウ 

 

湿った林内を好むこの花、早春の今頃花を咲かせるのだとはつい最近知ったことである。

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