初夏の田園の花と昆虫 (19枚)

5月  10日(土)

  (SONY DSC-F707にて撮影)

 このところ天気がスッキリしない日が続いて、初夏の爽やかな季節を堪能することが出来ません。 痺れを切らしたこの日、 どんよりした天気にもかかわらず近くの田園を散策しました。

 田植を終えた田圃が静かに水を湛え、初夏の草花が道端を彩る田舎の風情は、しっとりと落ち着いて見え、やっぱり心地よいものでした。 写真はそんな道端のハルジオンです。

 

 

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カワトンボ

    

羽の赤い糸トンボがいました。 昆虫の季節到来を感じさせてくれますが、毛虫の多くなるのもこの季節。 用心しながら歩きました。 

オニタビラコ

(キク科オニタビラコ属)  

ハルジオンと一緒で、何処にでも咲いてる花ですが、どういうわけかこの花の形が好きなんです。

ヤ セウツボ

(ハマウツボ科ヤ セウツボ属) 

 里山周辺で変わった花に出会いギョッ。  シロツメクサ、キク科、セリ科の植物に寄生するヨーロッパや北アフリカ原産の帰化植物だと!

ホウチャクソウ

(ユリ科チゴユリ属)

この近くの里山はこの可愛い花が非常に多く、山を造成した住宅団地の我が家にも生えてくるんです。でもやたらにはびこるので可哀想でも抜いてます。

カマツカの樹

(バラ科カマツカ属)

ガマズミのように花を付けてるんで一瞬間違えますが、良く見ると葉が違うんです。 葉は桜の葉みたいなバラ科の植物の葉なんですねえ。

カマツカの花

 

「鎌柄」と漢字で書かれるように、この樹は鎌の柄に使われたことからきた名前なんだそうです。 昔の人は道具に適した樹を選んでたんですねえ。

ミツバウツギの樹

(ミツバウツギ科ミツバウツギ属)

普通のウツギが咲く前に花を付けるこの樹、毎年見に行くのが楽しみなんです。

ミツバウツギの花

  

樹は全くウツギとは違いますが、清楚な花の姿はほんとに良く似ています。

ミツバウツギとアオスジアゲハ

   

この花の蜜が好きなのか、アオスジアゲハがこの樹の花に来ていました。

セスジイトトンボ

 

色の違う糸トンボがいました。 こういう昆虫がいるとやっぱり気になってじっと行動を目で追っちゃいます。子供の頃から好きだったんですね、これが。

サワフタギ

(ハイノキ科ハイノキ属)

初夏の里山で真っ先に咲き出すこの花は、他の花より華やかで大好きなんです。

サワフタギの花

 

でもこの花、もしかしてクロミノニシキゴリかも・・と自信が無いんです。 「ニシキゴリは中部以西に自生」と図鑑にあるのでサワフタギにしときます。

ハナイカダ(雌花)

      (ミズキ科ハナイカダ属)

葉っぱの上に花を付けたハナイカダに今年も出会いました。 何回見ても「変わってる!」って思っちゃいます。

多分、サワシバかな・・

      (カバノキ科クマシデ属)

この時期、可愛いペンダントをぶら下げたこの樹に出会う度に、自然の造形の素晴らしさを感じてしまいます。

オオジシバリ

  (キク科ニガナ属)    

これもこの辺りでは何処にでも咲いている珍しくも無い花。 でも、ふと新鮮に見えるときがあるんです。

  

ヘビイチゴ

 

あちこちにこの実がなっていました。 この実は可愛いんですが、どうしても近くに蛇がいるんじゃないかと不安になるんです。

ゲンゲに実が付いてました!

 

ゲンゲ畑は遅い田植の準備が始まっていました。花が鋤き込まれた田圃の脇の畦に取り残されたゲンゲがもう実を付けていました。

田植後の田圃

  

五月晴れを望んでましたが、こんな田圃もしっとりとして良いもんだなあ・・と思いました。

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