松虫寺と房総風土記の丘の花 (13枚)

5月  5日(月)

  (SONY DSC-F707にて撮影)

 およそ1300年前、仏のお告げによって奈良の都から病を治すためにこの地にやって来たという松虫姫の伝説に由来する松虫寺。 この入り口の三叉路にある道祖神を抱えるように立つ大きなスダジイには、これまた巨大な大蛇のような藤が絡みついています。 五月の連休後半、見事に花を付けたこの藤を眺めに行くのが年中行事になっているんです。

 周囲の里山にはきまってジュウニヒトエも咲いています。  写真は松虫寺近くの里山に咲くジュウニヒトエです。

 

 

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ジュウニヒトエ

  

このジュウニヒトエは色の変化が多い花。 この松虫寺の周辺でこの時期出会うのが楽しみになっています。 

印旛・松虫寺

  

門前の中心が空ろの大きなスダジイの樹が、どこか歴史の古さを感じさせてくれます。ここには平安時代後期の国宝、薬師如来像があるんだそうです。

スダジイの巨木に絡む藤

 

  松虫寺から村の道に出る傍らに、この大きなスダジイの樹が立っています。 ここに来ると先ず離れたところからこの樹を眺めるんです。

屋根より高い藤の花

 

そしてこの樹の下に行ってみます。 大木の上から下がる藤の花にはいつも見とれてしまいます。

見上げる藤

 

他の里山の藤は今年はちょっと花が少ないのですが、ここの藤は今年も見事に咲いてくれました。

フデリンドウの蕾

 

印旛沼を渡って房総風土記の丘にやってきました。 ここの里山に入るといろんな野草に会えて楽しいんです。

キンラン その1

 

やっぱりキンランも咲き出していました。 ここは管理されている里山なので、  あちこちにこの花が咲きかけていました。

キンラン その2

 

未だ少し時期が早いのか、蕾が開きかけたばかりのものが多いようですが、この花に出会うとほんとに嬉しくなります。

白い花の樹に囲まれた農家

 

帰り道、この時期、真っ白に花を付けた樹が何時も気になっていた農家の脇を通りました。 これは一体なんの樹だろう??

ナンジャモンジャの樹でした!

 

ちょうど庭で草むしりするおばあさんの姿を見掛けたので聞いてみました。 「これ、ナンジャモンジャの樹なんですよ」という返事に思わず長年の疑問が解けて嬉しくなりました。

本名はヒトツバタゴ

 

なんでも、全国ネットの「ナンジャモンジャ友の会」みたいなのがあるんだそうで、自生地が限られていて珍しいんだそうです。 30年掛けて種から育てた樹が7本もあるとご満悦でした。

  

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ヒトツバタゴの花

 

花が咲き揃うと樹全体が真っ白になるこの花、一つ一つもなかなか可愛い花でした。