田植時期の北総の田園 (16枚)

4月 25日(金)

  (SONY DSC-F707にて撮影)

 なかなか五月晴れに恵まれず、大好きな田植えの時期の田園の情景を見たいと思いつつやきもきしていましたが、どんより曇っていたにもかかわらず、この日は遂に待ちきれずに家を飛び出しました。

 田圃や里山は最後のヤマザクラが咲き終わって1週間かそこらの間に、春から初夏への衣替えの季節になっていました。 最近増えてきたゲンゲ畑がピンクに染まる一方では、間もなく始まる田植えの準備が整い水を張った田圃に鷺が餌を漁っていました。 丁度里山ではウワミズザクラが満開を向かえ、我が世の春を謳歌しているかのようでした。

写真は今荒地や道端で一番賑やかに咲いているハルジオンですが、 こんな雑草でも意外に綺麗と思うことがあります。

 

 

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ゲンゲ畑 (その1)

 

去年までは1面しかなかった酒々井町の馬橋地区にはゲンゲ畑が3面に増えていました。

ゲンゲ畑 (その2)

 

ゲンゲ畑は連休の後しばらく経ってから田に鋤きこまれ、他の田圃より遅く田植えが始まります。 

ゲンゲ畑 (その3)

 

ゲンゲ畑はどこか郷愁を感じさせてくれるので出会うとほんとに嬉しくなるんです。

 

畦道に咲く菜の花

 

打ち捨てられた菜が伸びて花を付けた姿をよく見かけます。 これがまたこの時期の風物でいいもんです。

ムラサキサギゴケ

 

田圃の畦の草むらにはこの花が群れて咲いていました。 家の周りのトキワハゼより一回り大きな花ですが良く似ています。

ムラサキケマン

 

野草の中でも一際艶やかなこの花に出会うと嬉しいのですが、田圃の畦のこの花はもう終わりの時期になってきてました。

餌を漁るサギ

 

田圃に水が入ると早速このサギがやって来ます。 何を食べいるんだろう・・?と興味が湧くんですが分かりません。

里山と田圃

 

田圃の脇の里山に白い花を付けた樹が見えました。 ウワミズザクラが咲き出したんだ!と早速行ってみました。

ウワミズザクラ

 

確かに真っ白な花の房をつけたウワミズザクラでした。

 

ウワミズザクラの花房

 

この樹、立派なバラ科サクラ属の樹なんですね! 花や実を漬物などにして食用にする地方もあるんだそうです。

里山に満開のウワミズザクラ

 

花の少ない里山でこの花が咲いてるのに出会うと季節を感じて嬉しいものです。 満開のこんな大きな樹ならなおさらです。

ニワトコの花

 

ちょっと前に花芽を見たと思ってたらもう花が咲いていました。 ほんとに季節が進むのは早いなあ・・・。

  

樹陰のアマドコロ

 

里山の中は可愛い花をぶら下げたお馴染のこの野草があちこちに生えてました。 

里山の際のニリンソウ群落

 

里山の谷津の奥まったところにあるニリンソウの群落地へ行って見ると今年も見事に咲いていて嬉しくなりました。

ニリンソウ

 

この群落、荒れに荒れた長年の休耕地ゆえに、夏場はジャングルのような雑草に守られているんです。

     

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