時ならぬ北総の雪 (23枚)

そして、つかのまの雪景色       

我が町の雪化粧

 前日の天気予報は千葉県だけは曇り時々雨だったのに、朝窓を開けたら雪が降っててビックリ。 未だ12月の始めというのに今年はほんとにどうなってるんですかねえ?

 こんな時、何時もじっと家に閉じこもっていて、後で写真を撮っておけばよかったと後悔するので、今日は思い切って身支度整え雪景色を眺めに出かけました。午前中止む気配も無く降った雪は、見る間に北総の我が町、酒々井を雪化粧してしまいました。

 

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町役場のケヤキ 

     

 町のメイン通りの緩やかな坂の上にある酒々井町役場に行きました。もう大半の葉を落とし、天に広げた枝に雪を乗せたケヤキの木が目に止まりました。

楠木 

   

 直ぐ隣のこの楠木も、緑の葉と雪の付いた枝のコントラストが新鮮に見えました。

山茶花

   

 周囲の土手に植えられた山茶花が、今花を次々に咲かせていますが。 今日は雪を被って寒そうでしたが、なんか一段と綺麗に見えました。

清光寺の百日紅

                         役場の先、下台地区の清光寺にやって来ました。 この境内の百日紅が、まるで雪の花が咲いたようでした。

お地蔵さん

     

 お寺の参道脇のお地蔵さんが、まるで綿帽子を被っているようで、なかなか可愛く見えました。   

南天

 

 近くの民家の生垣に、雪の重みで頭を垂れる南天がありました。雪があるとやっぱり雰囲気がちがうなあ・・と感心しながら眺めました。

杣道

 

 今度は下台の部落の急な坂を下って谷津へ出ました。 里山の縁のの杣道を歩いていると、雪国に迷いこんだ気分になりました。

里山と休耕田

 

 この辺りの谷津の奥はたいてい休耕田になっています。 休耕田が自然回帰する姿には感動があるんで大好きです。

線路脇の休耕田

 

 そして、自然回帰のドラマを雪が一層盛り上げているかのように思え、この景色をしばらくじっと眺めました。

雪の成田線

 

 線路に積もった真っ白な雪。 この朝、成田空港行きの成田エクスプレスはしばし運休になってたようです。

山道

 

 線路を横切ると直ぐに小さな登り道になります。 なにか深山を歩いてるような気分になりました。

里山と田圃

 

 林を抜けると、墨地区の広い田圃に雪が一面に敷き詰められ、別世界のようでした。

雪化粧の田圃

    

 遠くに東関東自動車道が見え、通る車の騒音が何時もより小さく聞こえてくるように思いました。

農家

    

 墨地区の農家。 このような雪景色の中で見ると趣があって良いもんだな・・なんて嬉しくなりました。

菊と水仙の若葉

    

 農家の周囲に植えられた草花も、さすがに雪に埋まって寒そうでした。

長屋門の雪    

 墨地区を抜けて尾上地区にやって来たら、大きな農家の入り口の雪を被ったこの長屋門が目に入りました。

オブジェ

    

 脇の畑に、かなり年輪を重ねたこの瘤だらけの木がありました。雪が積もってた姿がユニークでした。

柚子

    

 農家の庭先にこの柚子の木がたわわに実を付けて立っていました。雪の中に黄色い実が鮮やかでした。

ピンクの山茶花

    

 上り坂に沿う尾上の部落の生垣にこの綺麗な山茶花が雪の重みに耐えているように咲いていました。

森と雪

    

 坂を上りきったところは畑です。今朝はこの平らな畑に雪が積もり、ほんとに雪国みたいな景色でした。

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折れた杉

 

 例の鉄塔が倒れた時の台風にへし折られた里山の杉の木。 そんな木にもちょこんと雪が・・。

セイタカアワダチソウ

 

 畑の脇の草むらで、この花が寒さに震えていました。 もうこのしぶとい雑草も我が世の春との離別の季節が近いのでしょう。