初秋の田園散策 (16枚)

タイアザミ  

  猛烈な台風が通り過ぎ去った後の北総の田園地帯に、本格的な秋の気配が漂い始めました。 未だ台風の爪跡が残る里山の周辺には、このアザミの花が綺麗に咲いていました。 

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10月3日(木)

 

台風の後、秋晴れの良い天気に誘われて近くの里山を散策しました。

里山の縁には、ちぎれとんだ木の枝が散乱し、中には倒れてるのもありました。 

     

 

 

チカラシバ 

(イネ科チカラシバ属)    

田圃の畦道のそこここには、あの台風もどこ吹く風と言わんばかのこの草が茂っています。 こんな雑草のバイタリティーにはいつも脱帽させられます。

アメリカイヌホオズキ

(ナス科ナス属)    

白い小さな花を付けていたこの草も、緑の小さな実を沢山付け出していました。 田圃の周辺には今一杯生えてます。

ノブドウ

(ブドウ科ノブドウ属)

この独特の色彩が懐かしく、秋の山際を歩くときはいつもこの実を探します。 食べられる訳じゃないんですが・・。

ヌスビトハギの実

(マメ科ヌスビトハギ属)

この花が咲いてるのを今年はよく見なかったと思ったら、もう実が付いてました。

盗人の足跡に似てるって、どこがどうなんだろう・・と何時も気になってるんです。

オオバコの花

(オオバコ科オオバコ属)

穂が白い粉をふいたようにみえるこの花、よく見たことが無かったのですが、ほんとに小さな花なんですねえ・・・。

オオバクサフジ

(マメ科ソラマメ属)

これは図鑑にも出てない珍しい花です。 いつも咲く場所に行ってみるのが楽しみになってますが、今年も会えて良かった!

10月5日(土)

 

この日も良い天気。 運動を兼ねて普段は行かぬちょっと遠くの田圃や山際を3時間近く歩きました。 

 

イボクサ

(ツユクサ科イボクサ属)

稲刈りが終わって雑草が生えた田圃の水溜りに、この可愛い花が咲いていました。 最近は滅多に会えないので出会うとうれしくなります。

ミゾソバ

(タデ科タデ属)

水田脇の水溜りに、この草が群生してました。 一面に咲く情景が大好きで、散策の楽しみの一つです。

サクラタデ

(タデ科タデ属)

タデの仲間はその雰囲気を楽しんでますが、このタデだけは花が綺麗に咲いてる!と認識できるから嬉しいです。

オオニシキソウ

(トウダイグサ科トウダイグサ属)

帰化植物の雑草ですが、道端や空き地で花を付けてました。 こんなに小さな花を付けるんだ! と珍しかったんです。

ヤマハギ

(マメ科ハギ属)

この辺りの里山はヤマハギが多いようですが、結構早くから咲き出すんで、むしろ今頃咲いてるのに会うと嬉しくなります。

ススキ

(イネ科ススキ属)

どこでも見ることが出来るのに、どういうわけかススキには惹かれるものがあります。 遺伝子に組み込まれてるんじゃないかなあ・・。

10月10日(木)

 

 所用の待ち時間を利用して北印旛沼を訪れました。

 近くの田圃のコスモス畑も例年通り花を付けていました。

北印旛沼

 

 川魚漁の杭に、沢山の水鳥が集まっていました。 漁のおこぼれを頂戴するのが目当てなんです。

コスモス

 

 コスモス畑は先日の台風で殆どなぎ倒されていました。 でも皆懸命に背を伸ばし、一斉に花を咲かせていたんです。

コスモス

 

 過酷な自然に耐えて、その美しさを競い合うように咲く姿は、何とけなげな・・と思ってしまいました。 

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