みちのく一人旅 〜津軽編〜
一日目
いよいよ待ちに待った青森の鉄道旅。
大人の休日倶楽部パスで3日間、特急・新幹線乗り放題は12000円とても有難い。
しかし、冬型の天候がかなり厳しくなり、北日本や日本海側はかなり荒れそうなので、予定していた夜行寝台「あけぼの」は運休または大きく遅れる可能性が高い。
やはり、青森に行くには夜行に乗りたいが・・・。
上野の出発時間2115までをどう過ごすかを考えた初日プラン、「あずさ」で南小谷まで、折り返して白馬で途中下車して温泉、新造「リゾートふるさと」で松本を経て長野へ、そして長野新幹線「あさま」で上野へ2100に戻ってくるという“信州ぐるり旅”の予定は、悩んだ結果キャンセル。
発売すぐに売り切れた「あけぼの」ゴロントシートを楽しみにしていたのだけど、残念ながら・・・今回は諦めた。
そして念のために押さえておいた「はやて」で青森へ向かうことにした。
家を早朝600前に出発
東京駅で小さなコンビニ弁当とお茶。朝からビールは今回はやめた。カロリー控えめ。
指定席は取った日が遅かったので3席の通路側。 全席満席。
i-podで津軽海峡冬景色などを聴いたり、昨日買ったばかりの太宰治「津軽」を読みながら盛り上がる気持ちを楽しみながら北へ向かう。
福島へ入る前から雪模様となり、車窓は真っ白。
八戸を出て、いよいよ未踏のレール。
車内のデジタル案内板に「東北新幹線は小山でのトラブルで運転停止中」との表示。
動いている東北新幹線の中で、東北新幹線が停まっているというニュース。
到着直前に停まるとまずいなとも思ったが、定刻に新青森到着。後にニュースで知ったがその後ほぼ午前中は動かなかったらしく、とても運がよかった。
東京からあっけなく3時間半で青森。
東北の最北端まではるばると来た感じがしない。
盛り上がった気分が空回りな感じ。
新幹線や飛行機を使うといつもこんな気分。
やっぱり夜行列車や船で時間をかけてたどり着くのが好きだな。
新青森駅では、新幹線ホームから降りるエスカレータの容量が小さくホーム上は満員状態で動けない。少々計画ミスではないかな。
ホーム端をすり抜けて遠い階段から改札へ降りた。
乗り換え通路の窓から在来線の下り特急の撮影を狙うが時間になっても来る気配なし。
どうも遅れている様子。
(新幹線乗り換え通路から見える奥羽本線 遅れている列車を待つ人達が寒そう)
ホームに下りると、雪が吹き込んで積もっている。やはりかなり寒い。
ようやく雪国へやってきた実感。
駅員に聞くと上りも下りも遅れているとのこと。単線なので当然か〜
弘前までは特急「つがる」で向かうつもりだったが、その先の弘南鉄道への乗り継ぎに遅れると嫌なので、先に来た普通電車に乗って弘前へ。
開業したばかりの新青森駅の探検はまた明日。
11月に家族で来たばかりの弘前駅にまたまた到着。
そのときは「リゾートしらかみ」で途中下車し、弘前城を駆け足で見た程度。
今回も、弘前は残念ながら素通り。じっくり歩きたいまちだけど。
駅なかでは青森新幹線開通を祝っていろいろなおもてなしがされていた。