【区分】 | 【項目】 | 【読み】 | 【説明】 |
信仰 | クジラの位牌 | クジライハイ | クジラの戒名を記した木で作った漆塗りの器物。人と同じように鯨も供養されました。日本人のやさしさを示しています。 |
| 鯨回向 | クジラエコウ | 鯨の魂の安寧を祈願するお寺の行事、山口県・向岸寺が有名。 |
| クジラの過去帳 | クジラカコチョウ | クジラの戒名を記録した寺の帳簿。捕獲日、鯨種、捕獲場所、捕獲した組名が記載してある。 |
| くじら供養 | クジラクヨウ | 南氷洋に出漁した組織・人が「人に恵みを与えてくれたくじら」の冥福を祈ること。供養は各地で行なわれています。 |
| クジラ供養碑 | クジラクヨウヒ | クジラを供養した礎。長崎県・和歌山県太地町にある。 |
| 鯨信仰 | クジラシンコウ | 鯨は富や食料をもたらす恵比寿さまとして大漁祈願のために信仰した。 |
| 鯨塚 | クジラツカ | 鯨のお墓。品川・利田(かがた)神社の鯨塚などがある。 |
| 鯨墓 | クジラハカ | 鯨を供養したお墓。山口県・向岸寺が有名。 |
| 鯨碑 | クジラヒ | 漁の終わりや大漁の時に一基ずつ奉納された供養・祈願の碑。 |
| 鯨法会 | クジラホウエ | クジラの追善供養をすること。毎年行なわれるお寺の法事・法要。山口県・向岸寺が有名。 |
祭事 | 鯨唄 | クジラウタ | 祭礼、神事等で唄われる鯨捕り、捕獲風景を唄った労働歌、祝歌。「通鯨唄」はクジラを哀れむ気持ちを表現。 |
| 鯨踊り | クジラオドリ | 恵みの鯨が打ち上げられることを祈った踊り「アイヌのフンペリムセ(鯨の踊り)」、静岡県戸田村の鯨突き踊り、和歌山県新宮市、大阪府堺市など。 |
| 鯨船山車 | クジラフネダシ | くじら舟の山車。室戸市の山車が有名、車だついている。 |
| 鯨船神事 | クジラフネシンジ | 豊漁を祈る行事。三重県四日市市など。 |
| 鯨供養祭 | クジラクヨウマツリ | 鯨の霊を慰め、鯨踊り等を奉納する。太地町。長崎県魚目町・芦辺町等。 |
| 鯨太鼓 | クジラタイコ | クジラと勢子船の勇壮な戦いをモチーフにした太鼓で演奏すること。太地町鯨太鼓保存会がある。 |
| くじら祭り | クジラマツリ | アキシマクジラの発見を記念したくじら祭り、エスキモーの民族の祭典としての祭り、鯨霊・海難者の霊を慰める為の牡鹿町鯨祭りがある。 |
種類・区分 | 大型鯨 | オオガタクジラ | IWC管轄のクジラ類。13種。 |
| 鯨資源 | クジラシゲン | 利用できるクジラ及び数量 |
| 鯨類 | ゲイルイ | 鯨全体。鯨の種類。2003年現在83種といわれています。未知の海には新種がいて増加中。分類方法で増減があります。 |
| 小型鯨 | コガタクジラ | IWC管理以外のクジラ類。ツチクジラ・ゴンドウクジラなど。 |
| はくじら | ハクジラ | 歯を持ったクジラ類。代表はマッコウクジラ。 |
| ひげくじら | ヒゲクジラ | 歯をもたずひげ板を持ったクジラ類。シロナガスクジラなど。 |
部分 | 鯨赤肉 | クジラアカニク | 鯨の筋肉部分。戦後塩蔵されて配給され給食等でたべた。現在は冷凍品・生ものがある。 |
| クジラ畝 | クジラウネ | セミクジラ類を除くヒゲクジラの腹部の筋で「畝」という。餌を食べるときに腹部を広げる部位。加工しベーコンとして食用になる。 |
| 鯨尾肉 | クジラオニク | 鯨の推進力作る筋肉部分。少量で網目状に脂肪分が分布し「霜降り」とも言われる。最も美味しい部分。 |
| 鯨鬚 | クジラヒゲ | ヒゲクジラのひげ板。食べる餌を濾し集める口内の部位。長いものは6b位。工芸品の材料。柔軟性がありカラクリ人形のバネの動力にしたり、女性の下着ペチコートの芯等に使った。 |
| 鯨骨 | ゲイコツ | 鯨全般の骨・骨格。鯨細工の材料になる。軟骨は食料になる。 |
| 鯨歯 | ゲイシ | ハクジラの歯。工芸品の材料。マッコウクジラの最大の物は1`くらい。 |
| 鯨体 | ゲイタイ | 鯨の体のこと。鯨体解剖、鯨体調査等に使う。 |
| 鯨肉 | ゲイニク | くじらの肉の総称。筋肉。食料になった。ヒゲクジラの方がハクジラに比べて美味しい。 |
| 鯨皮 | ゲイヒ | 鯨の皮。黒皮と白い脂肪分から成る。厚いものはホッキョククジラの50a。鯨では防寒具「オーバー」です。 |
| 鯨蝋 | ゲイロウ | マッコウクジラの脳油・スパームオイル。ロウソクの原料・機械油。昔、白い精子の塊と考えられた時代もあった。 |
| 鯨油 | ゲイユ | くじらから捕った油。灯油、稲の害虫の殺虫剤、マーガリンの原料、機械油等に利用された。 |
生態 | 親子鯨 | オヤコクジラ | 親子のくじら。 |
| 巨鯨 | キョゲイ | 大きいくじら。書名・題名等に使われている。 |
| クジラジラミ | クジラジラミ | くじらに寄生する甲殻類。セミクジラ・ザトウクジラ・コククジラ等動きが遅い種に多く着いている。 |
| クジラ跳躍 | クジラチョウヤク | くじらのジャンプ。オスがジャンプすることが多い。遊びや恋の合図の動作か。 |
| クジラ歌 | クジラノウタ | くじらの交信の鳴き声。恋の歌とも言われる。牛が吼えている感じ。ザトウクジラが有名。 |
| 鯨鯢 | ゲイゲイ | 鯨は雄のくじら、鯢は雌のクジラ、合わせてクジラのこと。 |
| 子連れ鯨 | コヅレクジラ | 子連れくじら。資源保護のため捕獲禁止されていました。昔は捕りやすいので子を先に捕獲し、後に離れない親を捕獲していた時代もあった。 |
| 座礁鯨 | ザショウクジラ | 何らかの原因で生きたまま座礁した鯨。助けても再度座礁することが多い。 |
| 大鯨 | タイゲイ | 大きいくじら。本の題名等に使う。 |
| 稚鯨 | チゲイ | 子クジラ。 |
| 白鯨 | ハクゲイ | 色素がないアルビノ(白子)のこと。ハーマンメルビルの小説「白鯨」の題名。年を取ると白くなる鯨もいます。 |
| 母子クジラ | ハハコクジラ | 子連れくじら。資源保護のため捕獲禁止されていました。昔は子を先に捕獲し、離れない親を捕獲していた時代もあります。 |
| 母鯨 | ボゲイ | 母親のくじら。子連れの母くじらは保護のため捕獲が制限された。 |
| 流れ鯨 | ナガレクジラ | 病気や怪我などで死んで流れ着いた鯨。昔は海の幸として利用していた。鮮度いいものは食べていました。 |
| 寄り鯨 | ヨリクジラ | 何らかの原因で生きたまま座礁した鯨。昔は海の幸として利用。現在は座礁鯨・ストランディングともいう。
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歴史 | アキシマクジラ | アキシマクジラ | 昭和36年に昭島市で発掘されたくじらの化石。全長16b。 |
| オオアライクジラ | オオアライクジラ | 大洗の漁船の網にかかって見つかったイワシクジラ化石。アクアワールド大洗に展示。 |
| 寛政のくじら | カンセイのくじら | 寛政10年(1798年)に品川沖で捕獲し浜離宮付近まで運び11代将軍家斉に見せました。江戸っ子を驚かせた長さ16.5メートルのくじらのこと。「享保のゾウ」「文政のラクダ」とともに江戸を騒がせた三大動物です。
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| ムカシクジラ | ムカシクジラ | 自然絶滅の鯨。3800万〜5000万年前の鯨。化石が見つかっています。 |
物流・流通 | 伊勢鯨 | イセクジラ | 鯨の脂皮の塩漬け。伊勢参りのお土産として江戸でたべられました。 |
| くじら売り | クジラウリ | 江戸時代、くじらの本皮を売り歩いた行商のこと。この時代はかなり鯨を食べていました。 |
| 鯨桶 | クジラオケ | 鯨を運ぶ木の「おけ」。16世紀に伊勢から宮廷に献上された鯨桶が有名。 |
(捕鯨)あ | 網捕式捕鯨 | アミトリシキホゲイ | 網でくじらの動きを止めて銛で突き取る古式鯨捕り |
| 網取捕鯨 | アミトリホゲイ | 鯨を入江・湾内に封じ込め網で遮断し捕獲、また定置した網にクジラを誘導し捕獲する漁法 |
| アメリカ式捕鯨 | アメリカ式捕鯨 | アメリカでは400トン位の帆船に数隻の梃ぎ捕鯨ボートを積んで長期間遠洋に出てマッコウ鯨・セミクジラ等から油・ひげを捕ったいた捕鯨。日本に開国をせまった捕鯨です。日本の古式捕鯨は大被害を蒙りました |
| 違反鯨 | イハンクジラ | 制限体長の違反・子連れ鯨の捕獲等誤って捕獲した鯨 |
| 沿岸捕鯨 | エンガンホゲイ | 陸地の極近くで操業する捕鯨。解体処理は陸上基地で行なう。沿岸小型捕鯨・沿岸大型捕鯨があった。 |
| 遠洋捕鯨 | エンヨウホゲイ | 陸地から遠く離れて長期に操業する捕鯨。 |
| 曳鯨 | エイゲイ | 捕鯨船が捕獲し浮かした鯨を集め曳航すること。集める船は集鯨船(曳鯨船)といわれる。 |
| 曳鯨船 | エイゲイセン | 捕鯨船が捕獲し浮かした鯨を集め数頭曳航すること。集める船は曳鯨船(集鯨船)といわれる。 |
| 大型捕鯨 | オオガタホゲイ | IWCで規制された鯨種を捕獲する大型捕鯨船による沿岸捕鯨。1987年漁期まで操業、以降中止となった。 |
| 小笠原捕鯨 | オガサワラホゲイ | 小笠原で行なわれた母船式の捕鯨。 |
| 捕鯨基地 | キチホゲイ | 捕獲したくじらを陸地で解体、また漁具等の資材を補給する陸上基地を持った捕鯨 |
| 近海捕鯨 | キンカイホゲイ | 陸地の近くで操業する捕鯨。 |
か | 鯨組 | クジラグミ | 捕鯨ために組織された専門集団。約500人・船60隻規模であった。江戸時代太地・室戸・生月島等にあった。 |
| 鯨捕り | クジラトリ | 鯨を利用する為にとること、鯨を捕獲する人 |
| 鯨探 | ゲイタン | 鯨探知機の略称、船底等から超音波を出しクジラの反射音波から方向,深度を測定する機器 |
| 鯨類資源 | ゲイルイシゲン | 利用できる種々の鯨・数量。 |
| 原住民生存捕鯨 | ゲンジュウミンセイゾンホゲイ | 元来、生存を続ける為に捕鯨に依存して生活してきた人たちの捕鯨のこと、主として各地の先住民族によったのでこの名称になった。 |
| 古式捕鯨 | コシキホゲイ | 太地・土佐室戸・生月・長門等で行なわれた戦国時代・江戸時代・明治時代初期の突取式捕鯨・網捕式捕鯨をいう。 |
| 小型捕鯨 | コガタホゲイ | IWC規制外の鯨種(ツチクジラ・ゴンドウクジラ)を捕獲する沿岸の50トン未満の小型捕鯨船による捕鯨。網走・鮎川・和田太地等に捕鯨基地がある。 |
| 国際捕鯨委員会 | コクサイホゲイイインカイ | 1948年主要捕鯨国16カ国により発効された乱獲に歯止めをかけ、捕鯨産業の秩序ある発展の為の条約実行機関。IWC。現在は捕鯨反対機関か。 |
| 国際捕鯨条約 | コクサイホゲイジョウヤク | 1948年主要捕鯨国15カ国により発効された乱獲歯止め、捕鯨産業の秩序ある発展の為の条約。現在は「発展」ではなくやめさせる条約か。 |
さ | 持続的捕鯨 | ジゾクテキホゲイ | モラトリアムのように捕鯨を一時中断せずに漁を続けること。数年、中断すると船・人・漁具・技術がなくなり漁が出来なくなるため。 |
| 集鯨 | シュウウゲイ | 捕鯨船が捕獲し浮かした鯨を集めること。集める船は集鯨船(曳鯨船)といわれる。 |
| 銃殺捕鯨 | ジュウサツホゲイ | 火矢(ボンブランス)を射出する銃、小銃タイプの捕鯨。銃の先に銛と短筒がつき投擲して接射するタイプのボスカン銃による捕鯨をいう。この言葉(殺)は使いたくないですね。 |
| 商業捕鯨 | ショウギョウホゲイ | 産業として行なう捕鯨。 |
た | 探鯨 | タンゲイ | クジラを探索すること。 |
| 探鯨船 | タンゲイセン | クジラを探索する船。捕鯨船・調査船・漁船・運搬船が使われることが多い。 |
| 突取式捕鯨 | ツキトリシキホゲイ | 鯨に船で近づいて銛を打ち込み鯨を捕る古式の漁法 |
| 調査捕鯨 | チョウサホゲイ | 鯨体、資源量、餌、生態等々調査のために鯨を捕獲すること。 |
| 伝統捕鯨 | デントウホゲイ | 先祖が9千年の長い年月をかけて築いた捕鯨のこと。日本捕鯨のこと。 |
| 渡鯨 | トゲイ | 捕鯨船が母船に捕獲したクジラを渡すこと。 |
な | 南氷洋捕鯨 | ナンピョウヨウホゲイ | 南氷洋に出漁し鯨を捕獲する母船式の捕鯨。 |
| ノルウェー式捕鯨 | ノルウェーシキホゲイ | 汽船の先端に大砲を設置、長い綱のついた銛を発射して鯨をとる漁法・捕鯨。 |
は | 砲殺捕鯨 | ホウサツホゲイ | ノルウェー式捕鯨砲での捕鯨。この言葉(殺)も使いたくない。 |
| 北洋捕鯨 | ホクヨウホゲイ | ベーリング海・アリューシャン列島付近の北洋で鯨を捕獲する母船式捕鯨のこと。 |
| 捕鯨 | ホゲイ | 積極的に鯨をとること。 |
| 捕鯨オリンピック | ホゲイオリンピック | BWU捕獲頭数をヨーイドンで早い物勝ちに捕獲すること。戦後日本はいい成績をあげたこともあった。
戦後落ち込んだ国民を元気付けた。 |
| 捕鯨会社 | ホゲイカイシャ | 捕鯨を行なう会社。今は存在しない。 |
| 捕鯨監督官 | ホゲイカントクカン | 捕鯨母船、基地で規制の監視、監督、鯨体の調査・報告等をする人。 |
| 捕鯨漁場 | ホゲイギョジョウ | 水温、氷山、流氷、海流、餌等の海洋条件が適し、クジラが集まり捕獲しやすい場所 |
| 捕鯨漁期 | ホゲイギョキ | 水温、氷山、流氷、海流、餌等の海洋条件が適し、クジラが集まり捕獲しやすい時期 |
| 捕鯨者 | ホゲイシャ | 捕鯨に関る人。 |
| 捕鯨処理場 | ホゲイショリジョウ | 捕獲したくじらを解体する陸上の場所。 |
| 捕鯨人 | ホゲイジン | 捕鯨に従事している、従事した人。 |
| 捕鯨船 | ホゲイセン | くじらを捕る船、キャッチャーボート。小型・大型がある。マストが高く物見櫓・捕鯨砲を装備した高速船。 |
| 捕鯨船団 | ホゲイセンダン | 遠洋捕鯨のための捕鯨船のグループ。アメリカ帆船式捕鯨船団など。母船が加わると母船式捕鯨船団という。 |
| 捕鯨隊 | ホゲイタイ | 母船式の捕鯨船団のこと。終戦直後国民を鼓舞する為に新聞等でこの用語が使われた。 |
| 捕鯨モラトリアム | ホゲイモラトリアム | 商業捕鯨の「一時停止」のこと。永久停止になりつつある。 |
| 捕鯨用具 | ホゲイヨウグ | 鯨をとるための大小の道具類。捕鯨砲・銛・鉾・鉄砲・ロープ類・火薬・包丁・ラジオブイ・等々。 |
| 母船式捕鯨 | ボセンシキホゲイ | 鯨体を処理する母船を中心に数隻の捕鯨船、探鯨船、冷凍船、タンカー、運搬船で編成された船団による捕鯨。 |
| 揚鯨フック | ヨウゲイフック | 母船が船尾スリップウェイから鯨を揚げるときに用いる尾羽を挟むフック。「クロー」といわれた。 |
保護 | 鯨類保護区 | ゲイルイホゴク | 聖域:サンクチュアリーのこと。鯨の捕獲禁止区域。 |
| 反捕鯨活動 | ハンホゲイカツドウ | 商業捕鯨に反対する活動。 |
料理 | 鯨缶 | クジラカン | クジラの赤肉、スノコ、カブラ等で作った缶詰。味付けに大和煮、しぐれ煮、焼肉、粕漬け等がある。 |
| 鯨郷土料理 | クジラキョウドリョウリ | 各地の鯨を使った料理。たれ、おばけ、鯨串、ごまあげ、南蛮煮、なます、等々。 |
| 鯨串 | クジラクシ | ミンククジラの肉とネギで作った串カツ。網走の郷土料理 |
| くじら汁 | クジラジュル | 江戸の店では12月31日に煤払いが終わると従業員に脂皮の塩漬けで作った汁を振舞いました。川柳が有名。 |
| くじらステーキ | クジラステーキ | 鯨肉で作ったステーキ。 |
| 鯨鍋 | クジラナベ | くじら脂皮の薄切りを入れた味噌汁を作る鍋・料理。脂がたっぷりついて洗いにくい鍋のこと。 |
| クジラの竜田揚げ | クジラノタツタアゲ | くじらの赤肉を下味調味料につけこみ片栗粉をまぶしてサラダ油で揚げたもの。学校給食にあった。 |
| くじらのたれ | クジラノタレ | 薄く切ったツチクジラの赤肉を醤油ダレをつけて天日に干した房総名物。鯨のジャーキー。酒のつまみに評判。 |
| くじらベーコン | クジラベーコン | 鯨の腹の筋(畝)で作ったベーコン。現在は高価。色は赤・無色がある。 |
| くじら弁当 | クジラベントウ | 鯨のしょうが焼き等が入った弁当。千葉県の弁当。 |
| 鯨餅 | クジラモチ | 白と黒にして鯨皮状にうるち米と砂糖で作り蒸した和菓子。 |
| 鯨ラーメン | クジララーメン | 鯨が入ったラーメン。千葉県のラーメン。 |
| くじら料理 | クジラリョウリ | くじらの肉.皮.内臓.軟骨などなどで作る料理。専門店・郷土料理・創作料理がある。珍味あり。 |
| くじら屋 | クジラヤ | くじら料理・グッズ等を売る飲食店名に使われている屋号。 |
| 鯨屋 | クジラヤ | 長野にある味の居酒屋。 |
| 鯨肉調味方 | ゲイニクチョウミカタ | 1832年に作られた鯨の料理本。鯨専門の調理書。 |
| さらし鯨 | サラシクジラ | 尾羽を薄くスライスし、ボイルしたもの。 |
| 白鯨亭 | ハクゲイテイ | くじら料理等を出す飲食店名等に使われている屋号。千葉・千倉町。 |
| 山くじら | ヤマクジラ | 「殺生肉食」禁止令等獣を食べられない時に鯨は食べられたので猪を「山のクジラ」と称して食べた。当時「クジラ」は魚と見られていました。 |
| 横浜くじら | ヨコハマクジラ | くじら料理等を出す飲食店名に使われている屋号。 |
酒 | 関鯨 | カンゲイ | 山口県の焼酎の名前。IWC下関会議開催を記念して作られた酒。壜が鯨の形。 |
| 鯨正宗 | クジラマサムネ | 酒の名前。 |
| 酔鯨 | スイゲイ | 高知の酒の名前。 |
| 白鯨 | ハクゲイ | 鹿児島の焼酎銘柄。 |
文化 | クジラ文化 | クジラブンカ | 人類が長年のわたって築いた鯨の捕獲、加工の技術、流通のしくみ、消費の仕方、信仰、芸能等のあらゆる集大成 |
| 鯨食文化 | ゲイショクブンカ | 人類が長年のわたって築いた捕獲、加工の技術、流通のしくみ、消費の仕方(料理)、信仰、芸能等のあらゆる集大成。
文化とは「人が自ら棲息する生態学的環境のなかにある資源を探索・発見し、獲得し、処理・加工し、さらにそれを
分配して、消費する、そのために必要な知識、技術、社会組織の統合された相対的システム」(高橋順一氏)と定義。 |
| 捕鯨文化 | ホゲイブンカ | 人類が長年のわたって築いた捕獲、加工の技術、流通のしくみ、消費の仕方、信仰、芸能等のあらゆる集大成。 |
芸術 | 鯨絵巻 | クジラエマキ | 鯨を題材にした江戸時代の絵巻物。鯨図鑑。 |
| 捕鯨絵巻 | ホゲイエマキ | 18世紀から19世紀に描かれた捕鯨絵巻物。捕鯨図鑑。 |
文藝 | 鯨志 | クジラシ | 1760年、日本で最初に出版された鯨専門書。 |
| 鯨史稿 | クジラシコウ | 1808年発行の捕鯨産業誌。 |
| 捕鯨報道 | クジラホウドウ | 鯨・捕鯨に関る報道、新聞記事、TV放送。 |
| クジラ論争 | クジラロンソウ | 捕鯨推進派、反捕鯨派の捕鯨に関わる論戦 |
| 鯨書 | ゲイショクブンカ | コレクター用語。鯨にかかわる本、資料、文献、冊子等。 |
| 鯨神 | ゲイシン | 宇野鴻一郎の小説。 |
| 西海鯨鯢記 | サイカイゲイゲイキ | 1720年発行。西日本捕鯨産業誌。鯨鯢は鯨のオスとメスのこと。 |
細工 | 鯨細工 | クジラサイク | くじらののひげ板・歯・骨を材料にして宝飾品等に加工すること |
| 鯨尺 | クジラシャク | 昔、くじらのヒゲ板で作れた「ものさし」。1尺が約38a。今は竹やセルロイド・プラスチック製になっています。 |
玩具 | クジラぐるま・鯨車 | クジラクルマ | 高知で作られた車がついた木製クジラ玩具・ゲイシャ・山車。長崎の祭り・玩具の潮吹き鯨もある。 |
| くじらの潮吹き | クジラノシオフキ | 長崎で作られている車がついた張子のくじら玩具。鯨の呼吸。 |
| 鯨舟 | クジラフネ | くじらを捕る舟。くじらを追尾し銛を打つ「勢子舟」、網を仕掛ける「網舟」、くじらを湊へ運ぶ「持双舟」、網を浮かせたりくじらの遊泳力を弱める樽運び回収する「樽舟」があります |
| 鯨玩 | ゲイガン | 「鯨の玩具」の短縮語。 |
人 | 観鯨 | カンゲイ | ホエールウォッチング、くじら見物。新語、辞書にはありません。 |
| クジラウォッチング | クジラウォッチング | ホエールウォッチング、くじら見物。昔から版画にもあります。 |
| 鯨切手 | クジラキッテ | くじら関連の切手。世界中から発行されている。 |
| 鯨コレクション | クジラコレクション | くじら関連の収集。 |
| 鯨談義 | クジラダンギ | クジラ好きのだべり、肩振り。 |
| 鯨船会 | クジラフネカイ | クジラと船が大好き人等の集まり。日本近代捕鯨史研究室。 |
| 鯨者連 | ゲイシャレン | 鯨おたくの集団。本も出している。 |
観光 | クジラ号 | クジラゴウ | 海中を船の中からのぞけるピンクの遊覧船。三崎口にある。 |
博物館 | くじらの博物館 | ハクブツカン | 和歌山県太地町にあるくじら関連の資料を展示した博物館 |
| 鯨と海の科学館 | カガクカン | 岩手県山田町にあるくじら関連の資料を展示した博物館 |
| くじら資料館 | シリョウカン | 山口県長門市にあるくじら関連の資料を展示した場所 |
| 鯨館 | クジラカン | 高知県室戸市にあるくじら関連の資料を展示した場所 |
組織 | 日本鯨類研究所 | ニホンゲイルイケンキュウショ | 鯨類その他の海産哺乳類の試験研究、調査及び関連する国際情勢の調査等を行い、水産資源の適切な管理と利用に寄与することが目的の研究機関 |
| 日本小型捕鯨協会 | ニホンコガタホゲイキョウカイ | 全国の小型捕鯨を行なう会社・人たちの集まり。 |
| 日本捕鯨協会 | ニホンホゲイキョウカイ | 日本捕鯨協会は昭和34年12月に財団法人として発足し国際捕鯨委員会による商業捕鯨の一時停止に伴い、昭和63年7月に一旦解散、同年10月に捕鯨の再開を目指し、任意団体として活動を再開。
捕鯨に関する諸情報を収集、調査、解明して、捕鯨の再開に必要な諸対策を企画、実施し、捕鯨業の復活とその健全な発展を目指して活動中の組織
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