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久保田一竹師と一竹辻が花

dcd-sa1sの画像辻が花とは、室町時代に栄えた縫締絞の文様染で、名称の由来は幾つかの説があるが、定かではありません。始めは庶民の小袖から始まったと言われていますが、後に武家に愛好され、高級品となりました。

しかし、江戸時代の初期にその姿を消してしまいました。幾つかの説が挙げられていますが、より自由に絵画的表現の出来る友禅の出現により、辻が花染めは衰退したとされる説が有力です。


久保田一竹師は20歳のとき、東京国立博物館で室町時代の「辻が花染め」の小裂に出会って以来、その美に魅了されて過去の模倣でなく、現代に息づく染色としての独自の『辻が花』の制作研究に、文字通り心血を注ぎました。

60歳にして初めて納得のいく作品が完成。これを〔一竹辻が花〕と命名されました。
国内もとよりヨーロッパ、北米においても展覧会を開催し大好評博し、1990年にはフランス政府より、芸術文化勲章シェヴァリエ章を受賞。
また、1993年には文化庁より文化長官賞を受賞されました。

現存作家の個展を過去一度も開催したことのないワシントンD.C.のスミソニアン博物館(国立自然史博物館)にて個展を長期開催されました。
近年は、舞台演劇にも取り組まれ、「舞衣夢」等、多彩な出演者を要しての舞台を数多く造られました。

2003年4月、惜しまれつつ、86年の生涯を閉じられました。壮大にして華麗な作品は、河口湖畔の久保田一竹美術館にて観ることが出来ます。

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