宵明けの青空に2 -14- ゆるやかな革命

  



ついにルボータン王国は政教分離を果たした。

「やりましたね、見てくださいこのチラシ。」
王国と教会に決別とある。

「どうなっちゃうんだそれ。」
「ライアンさん、あなたのせいです。」

「でも、ライアンさんは自分を信じていますよね。」
「あのタワーもぶっ潰したいのか。」
「そういうのも反映されるんだぜ。」

ジラーが立ち振る舞いに注意している。
映画役者みたいな歩き方だ。
「そういうものなのかな。」
「ミュージシャンは不思議な職業だな。」

「一回、演奏するか。」
「そうですね、それで次の旅に行きましょう。」
「分かったぜ、ヒッポも呼ぶか。」