神様のいない世界で -3- うすあじ

  





中国人は親切だった、最も先に韓国人の言うことを聞いておくべきだったのかもしれない。
海からやって来る日本人のご飯。
どうするかではない、やって来るのだから受け取らないと全ておかしくなるのだ。

インド人は声にしなかった。
韓国人の時点でそれは辛かったのだ。
だからといって、今更、日本人がうまい思いをしているわけでもない。
自分の分を取っているだけだ、というわけである。

アラビア人はミカンを知っていた。
ミカンだけは美味しそうだなと共感を持ったそうだ。
何年前の話だろう。

港で待っていればいいのか、炊飯工場一つで9万人分。一つの街が賄える。
コンテナを無駄にしているのか、そう思っていた時、
中国人のマフィアのふりをした中国政府は日本人にこう言った。
「新しい合成麻薬か、調べてやる。寝ていろ。」

その頃、日本はオリンピックイヤーだった。
国の中心は札幌にあった。

原発ゼロが主流になったころ、私たちはプルサーマル計画を忘れていた。
そう、日本人は日本人を疑わなかったからだ。
そんな話になるのだと中国公安が日本人を囲んでいた。

そして日本からe-sportsという名前が隠されたころ、
日本にアメリカ大統領から、とうもろこしが贈られた。
平等政策の一種であり、大統領自らの貯金をはたいてよこして下さった、
最強のとうもろこしである。

何がコーンと違うのか分からないままに終わった人も多いだろう。
もしかしたら、それこそご飯なのかもしれない。何より日本は回収してしまった。
そして眼鏡、ギターを輸出し、
牛肉を輸入できたのである。

最後のご飯だった、分けてくれたのはアメリカ大統領。

日本のプルサーマル計画は上手くいっていたのだろうか、
一度もうまくいってないという話だった、
なにより原発は事故にあったのだ。
日本人は日本人と戦っていたからだ。

うつ病は企業と戦っているかのように見えた。
お医者さんは見抜いていた、フランス人と戦争をすることにしたのだ。
もちろん、イギリスもお説教をするためにいたのだが。
アメリカもオランダも来ていた。
日本にはもう警察官がいなかったのだ。

だから、犯人はうつ病一つで解決したつもりだったのだ。