宵明けの青空に -3- お賽銭泥棒

  



ルボータン王国にジャポネスク王国がやってきた。
宗教と科学の戦いはヤクザと一般人の戦いになり、
アカデメイを信じないものも出てくるようになった。
ルボータン王国はアカデメイと手を結びなおした。

アカデメイ総長ウル殿
ルボータン王国とアカデメイは結びなおす。
王国では宗教と科学に違いがあると理解している。
また、神についてはジャポネスク王国に準じるものとする。

王国参事 カシャチ
以上

「仕事は語りたくねえな。」
「これからもよろしくお願いします。ジラーさん。」

空を飛んで行ったジラーの悩みは何だろうか。
はにかむジラーを思い出して、僕は嫌われたかな、などと考えていた。

僕は列車に乗ってセントラル・ストリートへ向かっていた。
ウマイヤ王子の写真が出ている記事には、
「ルボータンじゃないんだ、ルボータンじゃ。だからカブラークスなんだ。」
僕宛みたいな記事が載っていた。

「まったく、めずらしい話じゃないんだな。」

宗教と科学は違う。僕だってアカデメイ出身だ。
こだわる理由はある。
宗教には奇跡がある、不思議なことが起きるのは本当なのだ。
違うにこだわれば良いのだろうか。

「ジャポネスク王国なんて遠いよ。」

外の景色を見ているとフィッシュジェットに乗っているようだった。

「探してなければ、偶然会うなんてないのよ。」
アルバが前の座席に座っていた。
「久しぶりだな、嬉しいよ。」
「お久しぶりね、ライアンさん。」

「空の民は危険を知らせます。」
「神社でお金をもらったのは誰なのかしら。」

「お祭りみたいだね。」
「そうよ、お賽銭。」
「もう、遅いかしら。」
「そりゃね。」

僕の仲間って何だろう。なんか、心配になったのだった。