
””ヒゲクジラ類の「畝(ウネ)」比較””
| <種 類> | <ウネの本数> | <畝の位置> |
| ホッキョククジラ | ナシ | ナシ |
| セミクジラ | ナシ | ナシ |
| コククジラ | ナシ | 線があるだけ |
| シロナガスクジラ | 55〜88 | 下顎からへその位置迄 |
| ナガスクジラ | 56〜100 | 下顎からへその位置迄 |
| イワシクジラ | 32〜60通常50本 | 下顎から胸とへその間迄 |
| ニタリクジラ | 45本前後 | ? |
| ミンククジラ | 約60本 | ウネは細く
へそまで達せず |
| ザトウクジラ | 14〜35 | 下顎からへその位置迄 |

上野:科学博物館:シロナガスクジラ

ヒゲクジラ:ナガスクジラ科のクジラの腹にはあご〜へそ付近まで
大きい筋があります。 ↑↑上写真を見てください!
この筋をウネといい、ウネはゴムみたいに弾力があります。
私達はクジラベーコンとして食べていますが噛んでもゴム状でなかなか切れません。
餌を獲るとき餌と海水を一気に呑込みオタマジャクシのようにお腹を膨らまします。
次に口をやや閉じてヒゲの間から海水だけを吐き出し餌を濾し獲ります。
ウネはお腹をゴム風船のように膨らませ縮める働きをします。
コクジラは線だけウネはありません。
セミクジラ科の種類はお腹を膨らませず、クチを開けたまま遊泳し
ヒゲで自然に餌を濾し獲る食べ方をするのでウネはありません。
歯を持たないで餌を大量に獲る為の進化です。不思議です!!!!!