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| 行 | 【 項 目 】 | 【 用 語 説 明 】 |
|---|---|---|
| あ | アイスパック | →積氷 |
| アイソザイム | 酵素。生化学的には同一の反応を触媒するがタンパク質分子としては異なる酵素。種の遺伝学的識別に用いられる。 | |
| 亜種(あしゅ) | 認識可能な種の下位の分類群の個体。典型的に明瞭な地理的分布域を持っている。 | |
| アミ類 | あるクジラ類の餌となるエビのような無脊椎動物。Mysid. | |
| い | 錨型斑紋(いかりがたはんもん) | 小型ハクジラ類の胸部上にある変異のある灰白色の、錨状またはW型の斑紋。 |
| 一夫多妻(いっぷたさい) | 雄1頭が複数の雌と交尾すること。Polygyny. | |
| 一時的な | 一個所に留まっているよりも、むしろ絶えず動き回っていること。シャチに使う。 | |
| イルカ | 比較的小型のクジラ類。異なった科のものが含まれており、円錐形の歯と通常は鎌型の背びれを持っている。一般的にはポーパスと同義に使われる。 | |
| 岩こすり | 海岸の浅瀬で岩に体をこすりつけること、また行動 | |
| う | 畝(うね) | 一部のヒゲクジラに見られる多数の長い溝。アゴの先端から後方にのびてへその付近まで達する。摂餌時アコーデオン状に膨らませる。Ventral pleats |
| ウエークライディング | →航跡乗り | |
| 上アゴ・うわあご | 頭骨の上アゴで、くちばし、または吻(ふん)を指すのに使う。 | |
| え | 腋窩(えきか) | わきの下。ヒレの下。Axillae |
| エコロケーション | 多くのクジラ類が、定位や前進、あるいは餌を探すのに使っているシステム。音を送り出し、戻ってくる反響音によって対象物の位置を感知するしくみ。音響定位。Echolocation | |
| 遠洋の | 大陸から遠く離れた海洋の表層に住む。 | |
| お | 尾 | クジラ類の尾。クジラ類の水平方向に平たい尾で、骨質部を欠く。 |
| 大村リッジ | ニタリクジラにある上顎にある3本の線(稜線)。口先から噴気孔付近までにある。最初に記載した大村秀雄博士の名にちなむ。 | |
| オキアミ・クリル | オキアミ類。小さなエビに似た甲殻類。多くのヒゲクジラ類の主要な餌生物、80種以上が知られている。Krill | |
| オス(雄) | クジラの雄の成獣 | |
| オタリア | アシカ科オタリア属。南米沿岸にいる鰭脚類。体長雄2.6m。シャチの餌の1種。 | |
| おでこ | →メロン | |
| 尾羽上げ | →フルーキング。潜る時に尾ビレを海面上に上げること。Fluke-up | |
| 尾ビレ | クジラ類とジュゴンの水平方向に平らでブレード状の尾。骨で支えられていない。Flukes | |
| 音響定位 | →エコロケーション | |
| 温帯 | 熱帯地方と極地地方の間の中緯度地方。温暖で季節的に変化する気候を持っている。Temperate。 | |
| か | 海産哺乳類(かいさんふにゅうるい) | 海生哺乳類。海獣ともいう。クジラ目、鰭脚目、海牛目の3っをさす。 |
| 海山(かいざん) | 頂上は海洋表面化にある孤立した海山(普通は火山)。 | |
| 海底谷(峡谷) | かいていこく・きょうこく。大陸棚にある深くて、険しい斜面をもった谷。 | |
| 回遊(かいゆう) | 動物の地域間を移動する規則的な移動。通常は季節的な気候変化や繁殖周期、または採餌周期がこれに関与している。 | |
| 外側 | 体の側面。Lateral。 | |
| 開氷面(かいひょうめん) | 海面を覆う浮氷原に海流の作用でできる開けた海面。Polynya。 | |
| 外洋性 | 大陸棚縁辺部を越えた大洋のいたるところ。水深が通常200m以上ある。Pelagic。Oceanic. | |
| 外洋表層性 | 大洋の表層に関係する(深さ200m以下)。Epipelagic | |
| カウンタシェイディング | 体の背面が色濃く腹面が明るい保護色パターン。Countershading | |
| 下顎結合(かがくけつごう) | 左右2本の下顎骨が合するところ。 | |
| 下顎骨(かがくこつ) | 下顎の骨。Mandible | |
| 鉤形の(かぎかたの) | 後方に鎌状に曲がった。鎌形。 | |
| 学名(がくめい) | 動植物につけた万国共通の名。ラテン語で表記し、属名と種名とからなる。例、ニタリクジラはBalaenoptera(背ビレのあるクジラ) edeni(人名) | |
| 鎌状(かまじょう) | 後方に鎌状に曲がった。鎌形。Falcate. | |
| 角質化した瘤(こぶ) | →カロシティ | |
| カロシティ・カラシティ・肥厚部 | セミクジラの頭の上にあるザラザラした皮膚、または角質化した生成物。クジラジラミやフジツボなどが付着する。角質化した瘤(こぶ)、皮膚硬結。Callosities | |
| 感覚毛(かんかくもう) | 上顎・下顎の先端にあるテグス状の体毛。水流・餌を感知しているヒゲ。本数は少ない。 | |
| き | 菊花陣形(きくかじんけい) | 菊の花のような放射状の隊形。マッコウクジラがこどもを中心に輪になって守ることがある。 |
| 寄生生物(きせいせいぶつ) | クジラジラミ、フジツボなどクジラに寄生する生物。 | |
| 寄生虫 | 他の生物に害を与える一方で、それから利益をえている生物。 | |
| キール | →竜骨 | |
| 胸郭(きょうかく) | 胴体の前部。Thorax。 | |
| 胸骨(きょうこつ) | 胸の骨。Sternum | |
| 極 | 極地周辺の。Polar | |
| 極付近の | 極地付近の、極地を取り巻く。 | |
| く | クジラ | 全ての大型クジラに対して使われる一般名であるが、あるクジラ類に特別に用いられることもある。 |
| クジラジラミ | ある種のクジラに取り付いている小さなエビに似た寄生生物。 | |
| クジラヒゲ | 多くの大型クジラ類の上アゴからぶら下がっている櫛状の板。海水から小さなえさを濾し取るのに使われ「ホエルボーン」として知られる。ヒゲ板。Baleen | |
| クジラ類 | クジラ目の動物。クジラ目に属するクジラ類・イルカ類・ネズミイルカ類の全てが含まれる。 | |
| 鞍型班(くらがたはん) | 一部のクジラ類で背ビレの後部に見られる白っぽい斑紋。Saddle | |
| くちばし | クジラ類の前方へ突き出したアゴ。スナウト(snout)として知られる。 | |
| け | 系群・個体群 | 生物学的な個体群。Stock |
| ケイプ・ケープ | イルカや小型クジラ類の多くの種に見られる背中の暗色部分。明瞭な境界があることが多い。Cape | |
| ゲイブ | 口角あるいは最大に開いた口。Gape | |
| 犬歯(けんし) | 上顎と下アゴの前部の左右両側にある1対ある長く鋭い歯。ハクジラ類の歯。Canines | |
| こ | 口蓋(こうがい) | 口の天井。Palate |
| 甲殻類(こうかくるい) | 主として水棲の無脊椎動物の仲間で多くの海棲哺乳類の餌となる。Crustacean | |
| 後頭部(こうとうぶ) | 頭蓋後部にある丸い部分で脊柱が関節する。0ccipital condyles | |
| 航跡乗り(こうせきのり) | クジラ類がボートや船舶の泡だった航跡の中で遊泳すること。ウエークライディング | |
| 高速遊泳(こうそくゆうえい) | 高速で遊泳しているときに、水から飛び跳ねること。 | |
| 高速遊泳種(こうそくゆうえいしゅ) | ハシナガイルカ、カマイルカ、スジイルカなどのマイルカ科の種。最高時速50`位といわれる。 | |
| 後部・尾側部(こうぶ・びそくぶ) | 動物の体の後の方の尾の部分。Posterior | |
| 肛門後隆起・キール(こうもんごりゅうき) | 肛門直後にある結合組織性の高まり。一部のクジラ類に見られる。Keel,post-anal hump | |
| 濾し取り型(こしとりがた) | 口を開けたまま水面を泳ぎ餌を濾しとる摂餌方法。セミクジラ・ホッキョククジラなど。 | |
| 個体群(こたいぐん) | 他の同じような集団や交配集団から隔離された同一種の集団。Population | |
| 骨式(こつしき) | 骨の位置と数を示す式。 | |
| 骨性鼻孔(こつせいびこう) | 頭蓋骨にあいている鼻の開口部。Nares naris | |
| 仔・子(こ) | →幼獣 | |
| 子ども | クジラ類、海牛類の子ども。Calf | |
| 鼓胞(こほう) | 内耳を構成する重要な二つの骨のうちの一つ。Tympanic bullae | |
| 痕跡的(こんせきてき) | 動物の進化上失われつつある、小さな、不完全な、機能を果たしていない器官に属する。名残の、退化した。Vestigial | |
| さ | サウンディングダイブ | →潜水 |
| 索餌期(さくじき) | 餌を食べる時期。北半球のヒゲクジラは夏に餌を食べて冬に繁殖する。 | |
| 雑種(ざっしゅ) | 異なる2種の交雑による出生子。Hybrid | |
| 座礁(ざしょう) | クジラが生きたまま、または死んで陸上に乗り上げること。ストランディング。 | |
| し | 潮吹き(しおふき) | →噴気 |
| 始新世(ししんせい) | 3800万〜5500万年前。哺乳類をはじめ新生代型の生物が発展した時期。初期にムカシクジラが出現した。 | |
| 歯肉歯(しにくし) | イシイルカの歯茎上にある角質化した突起で、真の歯の間にあって固い隆起を持っている。 | |
| 脂皮(しひ) | 皮膚の直下にある特殊な脂肪の層。Blubber | |
| しぶき除け(しぶきよけ) | 多くの大型クジラ類の噴気孔の前にある盛り上がった部分。呼吸する間に、水が入ってくるのを防ぐ役割がある。Blowhole crest | |
| 脂肪層(しぼうそう) | 皮下にある隔離された脂肪層。 | |
| 写真識別(しゃしんしきべつ) | 写真を用いて個体識別をする研究の手法。Photo-identification | |
| ジャンク | マッコウクジラに見られるメロンの変化した物。Junk | |
| 種(しゅ) | あらゆる他の動物から繁殖隔離され、または繁殖可能な子孫を産み出すことが出来る同じ動物のグループ。 | |
| 種間競争(しゅかんきょうそう) | 異なる種の個体間の間で食物や生活空間が重複することで起きる現象。一方が絶滅することもある。 | |
| 周極性(しゅうきょくせい) | 南極か北極の周囲にわたる。Circumpolar | |
| 集団座礁(しゅうだんざしょう) | 多数の個体が同時にたくさん座礁すること。 | |
| 周南極海流(しゅうなんきょくかいりゅう) | 南極大陸周辺を東の方に流れている主要な極地海流。西風海流。 | |
| 種族(しゅぞく) | 同一種のほかの集団から遺伝学的に区別しうる動物の繁殖集団。種族は、通常互いに地理的に隔離されている。 | |
| 小群(しょうぐん) | 群れ | |
| 小瘤(しょうりゅう) | いくつかのクジラ類に見られる胸ビレと背ビレの縁沿いにある円形の瘤。ザトウクジラの頭の上にある瘤もそう呼ばれる。 | |
| 白ブチ(しろぶち) | 明るい縞模様。通常は背ビレの下から始まり徐々に細くなってケープへと続く。 | |
| 上顎骨(じょうがくこつ) | 二つある上アゴの骨のうちの一つ。Maxilla | |
| 新生児・新生仔(しんせいじ) | 生まれたてのこども。Neonate | |
| 深部拡散層(しんぶかくさんそう) | 主として光に反応して移動する水棲生物の濃密な集団。毎日暗い時には海表面に、明るい時には深い方に移動する。Deep scattering layer。DSL。 | |
| す | 水塊(すいかい) | 海水の水温や塩分、酸素、栄養塩がほとんど一定の広い海域。明確な境界が認められ水色、透明度、プランクトンなどの特性が一様であることが多い。クジラの分布等に関連がある。 |
| 水面たたき | フリッパーズラッピング、ペンダンクルスラッピング、ロブティリングのこと | |
| ストランディング | →座礁。クジラ類と海牛類が陸に上がること。Stranding | |
| スパイナルブレイズ | 一部のイルカで背ビレの下のケイプにかかる白っぽい色の線。Spinal blaze | |
| スパイホップ | 頭を水面から縦に起こし、しぶきを上げずに水面下に沈む行動。周囲を眺める行動。偵察浮上。Spy-hop | |
| スパウト | →噴気 | |
| スプラッシュガート | →しぶき除け | |
| せ | 制限体長(せいげんたいちょう) | 捕獲が禁止される鯨体体長。 |
| 静止(せいし) | →ロギング。 | |
| 成獣(せいじゅう) | 十分に、またはほぼ成長して性的に成熟した動物。雄はbull,雌はcow. | |
| 成長曲線(せいちょうきょくせん) | 受胎日からの経過日数に対する体長の変化。 | |
| 性的二型(せいてきにけい) | 雌雄の外見の相違。マッコウクジラは雄が非常に大きく雌は小さい。Sexual dimorphism | |
| 生物生産(せいぶつせいさん) | 生態学用語。生物が自己の体を作り上げ、あるいは子孫を残す過程。 | |
| 脊椎骨(せきついこつ) | 脊椎の骨。五つの頚椎、胸椎、腰椎、仙椎、尾椎からなる。Vertebrae | |
| 脊椎骨式(せきついこつしき) | 脊椎骨数=頚椎+胸椎+腰椎+尾椎を云う。ニタリクジラは54〜55=7+13+13+21〜22 | |
| 積氷(せきひょう) | 漂う氷片の塊で、吹き寄せられて固い層を形成しているもの。叢氷(そうひょう) | |
| 背の隆起(せのりゅうき) | 背ビレの代わりにある瘤または隆起で、いくらかのクジラ類に見られる。 | |
| 背ビレ | ほとんどのクジラ類の背中にある盛り上がった部分。Dorsal fin | |
| 船首波乗り(せんしゅなみのり) | 船舶や大型クジラ類の前方に出来る波に乗ること。バウライディング。 | |
| 前部・頭側部(ぜんぶ・とうそくぶ) | 動物の頭部。Anterior | |
| 潜水(せんすい) | 一連の浅い潜水の後に続く、深く、そして通常は長い潜水。ターミナルダイブ。サウンディングダイブ。 | |
| 前肢(ぜんし) | →胸ビレ | |
| そ | 叢氷(そうひょう) | →積氷 |
| ソナー | 多くのクジラ類がエコロケーション(音響定位)のために使っているシステム。水中探知機。 | |
| た | 退化した(たいかした) | →痕跡的 |
| 体長(たいちょう) | クジラ類は上顎先端から尾ビレの切痕まで。直線長。Standard length | |
| 大陸棚(たいりくだな) | 大陸に近接した海底部分で、そこは約200mの深さまで徐々に傾斜している。 | |
| 端脚類(たんきゃくるい) | 無脊椎動物のグループ。動物性プランクトン。クジラの中で餌とするものがある。Amphipod | |
| 単婚(たんこん) | 1回の繁殖期間中に1個体の配偶者しかもたない社会構造。Monogamy | |
| ち | 地域的によく見られる | 多くの地域においては、普通見られないか、または分布していないが1つないし数箇所の地域においては相対的によく見かける。 |
| 地域的絶滅(ちいきてきぜつめつ) | 分布域のうちの特定の部分である種を根絶させること。Extirpate | |
| 跳躍(ちょうやく) | →ブリーティング | |
| 中層性(ちゅうそうせい) | 大洋の中層(水深200〜1000m) | |
| て | 底棲性(ていせいせい) | 海底の表面あるいはその中に棲む。Benthic |
| 偵察浮上(ていさつふじょう) | →スパイホッピング | |
| 定着した(ていちゃくした) | 一年中、同じ地域に留まっていること。回遊しない。 | |
| テイルブリーチング | →ペダンクルスラッピング | |
| テレスコーピング・吻のせり出し | 進化の歴史を通じてクジラ類の頭骨を構成する骨が現在の配置になるなるように移動したこと、その結果鼻の穴が頭頂に位置するようになった。Telescoping | |
| と | 頭蓋(とうがい) | 頭骨の主要部分で下アゴの骨を除いた頭骨の主要部分。ずがい。Cranium |
| 橈脚類(とうきゃくるい) | 小さな甲殻類のグループ。動物性プランクトン。一部のクジラ類が捕食する。Copepod | |
| 頭足類(とうそくるい) | イカやタコの仲間の無脊椎動物。餌になる。Cephalopod | |
| ドルトン | ムカシクジラ類、2500万年前ころに生息していたが絶滅した。上下顎に歯があり、鼻孔も口先と頭の中間位置。 | |
| ドルフィン | →イルカ | |
| な | ナガスクジラ類 | 厳密にはナガスクジラ属のヒゲクジラを指すが、多くの専門家はザトウクジラ属もこの仲間に含めている。 |
| 波しぶき(なみしぶき) | ある小型クジラ類が高速で浮上するときにできる水中翼船なみの水しぶき。 | |
| 軟体動物(なんたいどうぶつ) | 貝、イカ、タコ、などを含む無脊椎動物のグループ。Mollusk | |
| 南極収束線(なんきょくしゅうそくせん) | 南極大陸のまわりの海洋にある、南方から冷たい水塊が北からの暖かい水塊の下に沈みこむところに形成される自然の境界。 | |
| に | 肉体的成熟(にくたいてきせいじゅく) | 個体の成長が停止する時期。 |
| 二ッチェ | 生物的地位。自然中でそれぞれの生物がはたしている役割・地位。 | |
| 尿生殖領域(にょうせいしょくりょういき) | クジラ類の肛門と生殖溝周辺の部位。Urogenital area | |
| ね | ネズミイルカ類 | ネズミイルカ科の小型クジラ類。この類はくちばしが目立たないか、またまったく欠いており体はズングリしている。和名の由来は顔がネズミに似ているため。 |
| 熱帯の(ねったいの) | 北回帰線と南回帰線の間の世界の低緯度地方に関する。Tropical | |
| 年齢査定(ねんれいさてい) | クジラの年齢を体の一部で推定すること。ヒゲクジラは耳垢栓(じこうせん)の年輪、ハクジラは歯の成長線(年輪)で調べている。 | |
| の | 脳油(のうゆ) | マッコウクジラの脳油器官内に見られる油脂。Spermaceti |
| ノドの溝、ヒダ、うね | 喉の所にある畝で、クジラ類のいくつかに見られる。Throat grooves, creases or furrows | |
| 呑み込み型(のみこみがた) | いったん口の中に餌と海水を取り込み、水だけをヒゲ板の間から排出して繊毛に餌を引っ掛けて飲み込む摂餌方法。ナガスクジラなど。 | |
| 呑み込み型+濾し取り併用型 | 「呑み込み」と「濾し取り」の両方の摂餌方法をとるクジラ。イワシクジラ。 | |
| は | パキケタス | パキスタンで出土した2種のクジラの化石。パキケタス・イクナス、パキケタス・アトッキ。Pakicetus. |
| ハクジラ亜目 | →ハクジラ類 | |
| ハクジラ類 | 歯をそなえたクジラ類。学名はOdontoceti。Toothed whale。現時点では69種。 | |
| バーテックス | 骨性鼻孔直後で頭骨が高まっているところ。Vertex | |
| 背側(はいそく) | 背面。Dorsal | |
| バウライディング | →船首波乗り。Bowriding。船首が水を切るときに圧力波にのって泳ぐこと。 | |
| 発情期(はつじょうき) | 雌の動物が受胎可能な時期。Estrus。人間はいつも発情期である? | |
| パックアイス | →積氷 | |
| 鼻づら(はなずら) | 口、鼻、アゴを含む頭部の突出部。Muzzle | |
| バブルネット・フィーディング | 餌を採るために群れを組んで水面下で噴気孔から泡を吹き出しながら泡のネットを作り徐々に狭め最後に下から突き上げて餌を掬いとる摂餌方法。ザトウクジラ。ニタリクジラ。 | |
| パラレル・スカー | マッコウクジラの頭部に見られる歯で引っかいたと思われる傷跡、複数の条痕が平行に走る。雄同士の闘争によるものと考えられる。 | |
| ハレム・マスター | ハレムブル。一夫多妻的な繁殖をする動物で多くの雌を従える雄のこと。 | |
| 汎熱帯性(はんねったいせい) | 北回帰線と南回帰線の間で全世界的に分布する。Pantropical | |
| 斑紋(はんもん) | いくつかのクジラ類の背ビレ後方に見られる明るい斑紋。 | |
| ひ | ヒゲ板 | →クジラヒゲ |
| ヒゲクジラ亜目 | →ヒゲクジラ類 | |
| ヒゲクジラ類 | 歯の代わりにヒゲを備えているクジラ類。学名はMysticeti。Baleen whale。現時点では13種類。 | |
| 鼻骨(びこつ) | 頭蓋骨の鼻孔を含む小さな骨。Nasal bones | |
| 皮膚硬結{肥厚}ひふこうけつ | →カラシティ | |
| 漂泳性の(ひょうえいせい) | →遠洋の | |
| 尾柄(びへい) | 背ビレの直ぐ後方から尾にいたるまでの部分でペダンクル、コーダル・ぺダンクとも呼ばれる。 | |
| 尾柄(びへい) | 尾の直前、尾と体をつなぐ部分。Tail stock | |
| ヒレ | 平らな前肢あるいは後肢。Flipper | |
| ひれ足(ひれあし) | →胸ビレ | |
| ビーチ・ラビング | →岩こすり | |
| ふ | フジツボ | →寄生生物 |
| 浮遊表皮 | 鯨体から剥がれ落ちた表皮・薄皮。ミトコンドリアDNA の塩基配列の解析からクジラの類縁関係を調査する試料にする。 | |
| ブリーチ | 水から完全に、またはほとんど完全に飛び跳ね、しぶきを上げて着水する行動。Breach | |
| フリッパースラッピング | 水から胸ビレを出して水面を叩くこと。 | |
| フルーキング | 潜る時に空中に尾を上げる行動。 | |
| プロトケタス科 | メソニクスから最初にあらわれたムカシクジラ。全てのクジラ類の祖先。Protocetidae。 | |
| 吻(ふん) | →くちばしまたは鼻面。Rostrum | |
| 噴気(ふんき) | クジラ類によって吐き出された湿気を含んだ雲状の空気。スパウド。Blow | |
| 噴気孔(ふんきこう) | 頭部の先端にある鼻の穴。Blowhole | |
| 分布域外(ぶんぷいきがい) | ある動物の通常の分布域の外側。Extralimital | |
| 分類学(ぶんるいがく) | それぞれのくくりで生物を分類する科学。Taxonomy | |
| へ | ペダンクルスラッピング | 水中から体の後部分を出し、水面によこざまにたたきつけたり、他のクジラの上にたたきつける動作。Tail-breaching |
| ほ | ポーパシング・イルカ跳び | 高速で遊泳するとき、水中から飛び出しながら泳ぐこと。Porpoising |
| ホエルボーン | →クジラヒゲ | |
| ポーパス | ネズミイルカ類、イルカ。 | |
| 捕鯨(ほげい) | 肉、脂肪、クジラヒゲ、その他の生産物を目的とした狩猟。 | |
| ボス | 頭骨上の高まった隆起。Boss | |
| 掘り起こし型(ほりおこしがた) | 海底の泥を掘り起こしながら泥中の餌を食べていく摂餌方法。コククジラ。 | |
| ま | マス・ストランディング | 3頭あるいはそれ以上のストランディング。Mass stranding |
| 蔓脚類(まんきゃくるい) | 固着性の甲殻類のグループ。Barnacle | |
| 万年氷(まんねんひょう) | 南極と北極の極地周辺の氷の核。パーマネントアイス。 | |
| み | ミックスド・スクール | 繁殖育児群。混合群。マッコウクジラ等に見られる25頭くらいの群れ。また非繁殖群には小型独身群・中型独身群・大型独身群がある。 |
| む | ムカシクジラ類 | 原鯨亜目。始新世の初期に海に出たメソニクスから、クジラの祖先のプロトケタス、パキケタス、パシロザウルスがあらわれた。これらをムカシクジラという。 |
| 胸ビレ(まなびれ) | クジラ類の前のほうにある櫂状の手。Pectoral fin. | |
| 群(むれ)(ぐん) | ハード。クジラ類のまとまった群れ。大型ヒゲクジラ類に対して使用されることが多い。 | |
| 群 | パッド。クジラ類の群れ。大型のハクジラ類の群れに対して使われることだ多い。Pod | |
| め | メス(雌) | クジラの雄の成獣 |
| メソニクス | 顆節目。足にヒズメのある狼サイズの陸上哺乳類。新生代初期、6千万年前ころ栄えた。陸上にいたころのクジラの類の祖先と考えられている。 | |
| メロン・melon | 多くのハクジラ類、イルカ類、ネズミイルカに見られる球根状の前頭部。おでこ。エコロケーションを行なう為に水中の音を集める働きがあると考えられている。 | |
| も | 目視調査(もくしちょうさ) | クジラの頭数推定のために船舶から人が見てクジラ数を調査すること。生息数は発見数、調査海域の面積、探索コースの長さ、発見確率(関数)から求める。 |
| モノティピック | 構成要素が単一の分類群。Monotypic | |
| よ | 幼獣(ようじゅ) | まだ母親の庇護下にある幼クジラ。 |
| ヨコエビ類 | ある種のクジラ類のえさ資源であるエビに似た甲殻類。 | |
| ら | ラフティング | 複数個体が筏のように海面に並んで浮ぶ状態。Rafting |
| り | 陸棚(りくだな) | 大洋が大陸に接する部分で比較的平坦な海底地形が特徴。一般に深さ200mの海底までを云う。Continental shelf |
| 陸棚斜面(りくだなしゃめん) | 大陸棚に直接接する急峻な落ち込み部分。Continental slope | |
| 隆起(りゅうき) | →小瘤。背の隆起。 | |
| 竜骨(りゅうこつ) | 尾ビレの近くの尾柄上の上下にある明瞭なふくらみ。キール。 | |
| ろ | ロギング | 水面または水面近くに静かに横たわること。静止。 |
| ロークエル | →ナガスクジラ類 | |
| ロブテイリング | 水面直下に仲間が集まっている時に尾ビレで水をたたく行動。 | |
| わ | 若い(わかい) | 母クジラの庇護を離れて間もない、まだ性的に成熟していない若いクジラを指す。幼獣。 |