クジラの言葉

名古屋城:金のシャチホコ

【鯨がついた言葉】
鯨(クジラ)がついた言葉はたくさんあります!でも読むのが難しいです。
<鯨の皮=白と黒><鯨の大きさ=音の大きさ・ものの大きさ・沢山飲むこと>
<大きく怖い=悪い人>など「巨大」・「凶悪」のたとえにされています。

【鯨の言葉】 【読 み 方】 【語  源】 【意            味】
鯨幕 クジラマク 皮の白黒 凶事に用いられる幕。白と黒の布を一幅おきに縦につなぎ合わ
せて上の縁に黒布を配した幕。人生最後にこの中に入ります。
鯨飲 ゲイイン 沢山 クジラが水を飲むように酒を一度に沢山飲むこと。「鯨飲馬食」。
鯨音 ゲイオン 大きい 釣鐘のひびき。鐘の音。
鯨吼 ゲイコウ 大きい クジラがほえる。鐘の音。鯨音。
鯨座 クジラザ 星座のひとつ。この星座はあまり目立たない。
鯨鵬 ゲイホウ 大きい 大きいもののたとえ
鯨尺 クジラシャク 体の部分 昔、鯨ヒゲで作った物差し。曲尺の1尺2寸5分。
鯨差 クジラサシ 体の部分 昔、鯨ヒゲで作った物差し。曲尺の1尺2寸5分。
鯨鯢 ゲイゲイ 悪い クジラ。悪徒のかしら。大悪人。(鯨はオス鯨・鯢はメス鯨のこと)
小さい魚をみな飲みこむので、悪人にたとえる。転じて悪人同様に
認められる刑罰を受けるたとえ。
鯨鬚 ゲイシュ 体の部分 クジラの口中にあるひげ。柔軟で工芸品の材料になる。
鯨骨 ゲイコツ 体の部分 細工物などに使うクジラの骨
鯨波 ゲイハ 大きい ときの声。大波。
鯨浪 クジラナミ 大きい 大波
鯨涛 ゲイトウ 大きい おおなみ。大波。
鯨身 クジラミ 体の部分 刀を鯨ヒゲで作ったもの、刃を竹で作った「竹光」と同様。
鯨蝋 ゲイロウ 体の部分 マッコウクジラの頭蓋にある白色の蝋状のもの
鯨帯 クジラオビ 皮の白黒 片側が黒じゅす、片側が白色で帯の表と裏の布の違う帯を云う。
山鯨 ヤマクジラ いのししの肉の別称。鯨は魚と見られ、四足動物を食べることが
禁止されていた昔いのししを山の鯨といって食べていた。
鯨呑 ゲイドン 悪い クジラが小さい魚を飲み込むように強いものが弱いものの土地を
併合すること。
鯨餅 クジラモチ 皮の白黒 米を粉にして作ったモチ。昔は携帯食として愛用された。形・色・
大きさがクジラの皮に似ているため。
鯨猟 ゲイリョウ 職業 捕鯨。くじらりょう。
鯨羊羹 クジラヨウカン 皮の白黒 モチをアンで挟んだ蒸しヨウカン。白と黒がクジラの皮に似ている。
鯨豆腐 クジラトウフ 皮の白黒 豆腐の上になべ底墨または黒焼きした昆布で黒くいろ付けした
豆腐を塗り蒸した豆腐。油で揚げて食べる。
鯨じゃれ 土臭い 江戸っ子のスッキリしたシャレと対照的な田舎者の土臭いシャレ
鰯網に鯨 大きさ そんなことはあり得ないということわざ。鰯と鯨の大きさの違い。
鯨に鯱 シャチ ダニみたいなもの。つきまとって害を与えるもののたとえ。
鯨を突き当てれば七郷浮かぶ 幸・富 獲物が大きいと誰彼なくその恩恵を受ける者が多いこと。
鯨寄る浦 未開地 この世の地の果てとも云うべき未開の地のこと。
正式には「虎伏す野辺鯨寄る浦」
長鯨の百川を吸うが如し 大きい かなりの上戸。がぶがぶと酒を飲むさまは、まるで大きな鯨が
多くの川の水を次から次に飲み干していくような感じ。