鯨は何に利用された?


マッコウ油から造られた時計用のアメリカ製オイル
A small bottle of Nye watch oil From New Bedford 1940s, enpty(customs!)

Klaus Barthlmessさん(ドイツ・捕鯨史研究家)からの資料を掲載
欧米における鯨油の利用

鯨は日本では食料以外にもすべて捨てることはなくほぼ完全に利用
されました。欧米では鯨油を採るための捕鯨が主に行われました。

アメリカで作られた「クジラの利用図」には照明用、ロウソク、灯台の明かり、
食料、傘の骨、女性のスカートを広げる張り骨、肥料、機械油。竜涎香は香水、
香料に用いられました。これらがイラストで描かれています。

1820年、イギリスの資料には鯨油は照明用燃料、ロウソク、
皮革・羊毛洗剤用の液体石鹸、ワニスやペンキなどの建材の
原料、精密機械の潤滑油に用いられたと記述されています。

19世紀後半には固形石鹸、ダイナマイト、マーガリンなどにも利用。
クジラの「ひげ」はスカートを広げる骨組みの他に腰を細く絞る
ボディスやコルセット、帽子、髪飾り、いす、ソファー、マット
レス、旅行鞄、釣竿、杖、鞭、湿度計、バネなどにも使われました。


時計・腕時計等の精密機械油としても利用されました。
A decrative advertising sheet for Nye watch oil ,with whaling scene 1960s.


石鹸としての利用。欧米では羊毛の洗剤としても多く使われました。
A box for two cakes of German SUNLICHT sorp bars 1960年

マッコウクジラの油は機械油やロウソクの原料として利用されアメリカでは
重要な輸出品でした。マッコウクジラが減ったのはこのせいでもあります。
Barthlmess Whalinng Collection #811

オイル会社の宣伝用カード Brooklin New York 1940年

珍しい食料


クジラ・ビーフ
A Norwegian whale meat card box,2001(best before 2004)

クジラは下記のように幅広く利用されました。
産業用溶剤、潤滑油、ペットフード、服、化粧品まで使われています。この他に
釣竿の先、靴べら、石鹸、グリセリン、硬化油、ショートニング、マーガリン
ダイナマイト、ホルモン剤、肝油、肥料、エキス、スープの素、機械油、ニカワ
ゼラチン、写真フィルム、ぜライス、薬のカプセル、パイプ、印材、ラケット、
高級アルコール、軟膏、靴クリーム、中性洗剤、口紅、クリーム、鉛筆の芯
クレヨン、可塑剤、無水石鹸、香水などなど。食料のハム・ソーセージ、鯨缶詰
かぶら、松浦漬、ベーコン、パン、ケーキ、刺身、さらし鯨、いり皮など。

変わった物としては女性のコルセット、ブラジャー、腰当て、張り骨。鞭の柄
乗馬鞭、時計のスプリング、帽子、傘の骨、ヘルメット、盆、靴べら、ブラシ
防腐剤、シャンプー、ニス、絵の具、インク、オイルクロス、リノリューム、
磨きワックス、殺菌剤、のり、ボタン、サイコロ、印鑑、ピアノの鍵盤
自転車のサドル、ハンドバック、靴、外科の糸、キャンディー、などとすごい!



レストラン「捕鯨」のコースター(表)・ビール(裏)
An Austrian beer coaster from Vienna restaurant WHALE 1960年
封筒・注文シート


封筒のクジラ絵・SOLO 鯨油会社 Linz Austria 1930年

サウス・ジョージアでの商品注文シート
An order form for stores of Leith Harber whaling station,Antarctic 1950s
陸に乗り上げたクジラ

????? 1998s

乗り上げたクジラ Grampus griseus

ストランディングしたマッコウクジラ 1996s

捕鯨母船


多くの船・イギリス製

捕鯨母船(工船)・船尾にクジラを引き上げるスリップウェーがあります。
A chomolithograph sheet of stencils, British,1950年
WHALING FACTORY SHIP

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