ギリシャの鯨たち

イルカに乗った少年（ギリシャ神話：アリオン：アレイオン：Arion）・タイル画

デルフィーと言う所に『アポロ(ン）神殿』があります。ここは当時世界の中心地と
云われ多くの人がデルフィーに来て神のご神託を受け行動の良否を決めました。
たとえば戦争をしてもいいか、どこに旅行をしていいかとか神に聞いたのでした。
ここに世界の真ん中「地球のへそ」という変わった１㍍位の石がありました。
石ですから勿論「出べそ」です。付近には石柱が沢山転がっていました。
地名のデルフィー＝イルカのドルフィン＝子宮のデルフュスなど因縁が有るのでは
ともいわれています。アポロンは音楽の神様、美男、ただし女性にもてなかった由。

ギリシャ人たちはイルカを「子宮動物」と云って敬ってきたそうです。
アポロンは自らのことをアポロン・デルフィニオスと称していました。
(参考　クジラとイルカの心理学：青土社）

ギリシャで鯨を探索しましたがなかなか見つけることが出来ませんでした。
福を招くふくろうは沢山並んでいました。唯一の鯨は石で作られたものでした。
イルカは沢山売っていました。ブロンズのイルカ、白い石製のイルカ、壷に
描かれたイルカ、人の像にイルカのモチーフ、イルカに乗った少年の像など、
イルカや古代船を描いた大きいタイル画は売っていますがかなり高価でした。

ギリシャのクジラとイルカたち