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| 1) | 視覚 | 目 | 「見る」 | 頭の側面に小さく目はあります。海中・空中でも見ることができます。目には涙腺はありません。 |
| クジラの目は丈夫なカプセルに包まれつぶれないように頑丈に出来ています。レンズは球状です。 | ||||
| 水中はにごり、暗く見えませんから目は有効に使えません。目の代りに音で見ます。 | ||||
| また側面に目があるため見えない部分「盲点」があります。盲点は音で、見える部分は目を使う両刀使いです。 | ||||
| 2) | 聴覚 | 耳 | 聞く | 耳は目の後の小さいくぼみです。耳介がなく耳は途中ふさがっています。 |
| アゴ | このためクジラは音をアゴで聞きます。低い周波数から高い周波数も聞くことが出来ます。 | |||
| 超音波で餌を探したり、低音で会話をしたりとクジラはアゴで物を見て話もしています。 | ||||
| 3) | 触覚 | 皮膚 | 触れる | 皮膚は厚いのに触覚は十分に発達しています。頭部の皮膚は呼吸のために空気を感知します。 |
| 泳ぐときは水の乱流を感知し皮膚を動かし乱流を抑えます。雌とのふれあいにも触覚は役に立っています。 | ||||
| 感覚毛でも水流を感じ、唇の隆起の触覚細胞が餌を感知します。 | ||||
| クジラのオスはメスに長い間触れて愛撫します。クジラは「前戯が長く交尾は数秒と短い」です。 | ||||
| 4) | 臭覚 | 鼻 | 嗅ぐ | 鼻は頭のてっぺんに位置し鼻孔は1〜2個です。臭覚は退化しており、クジラは鼻が悪いと言われています。 |
| 鼻道で音を出し、連絡に使うためクジラは鼻声です。 | ||||
| 5) | 味覚 | 舌 | 味わう | シロナガスクジラの舌は大きく、象一頭分約4dの重さがあります。 |
| ヒゲクジラは舌が大きく餌を食べるときにはヒゲ板と舌を上手く使い小動物を食べます。 | ||||
| 味覚の発達はあまり良くないようです。味わえないクジラはかわいそうですね。 | ||||
| 6) | 第六感 | 脳 | 方位を知る | 回遊のために地磁気を感知しているようです。クジラの脳には磁石の物質があるとも云われています。 |
| クジラ・ナビゲーション(GPS)で位置を確認して大移動・回遊をします。 | ||||
| 魚は太陽の偏光(太陽コンパス)、星の位置、体内時計、海流、海水の匂い、水温、塩分等で回遊をします。 | ||||
| クジラも同じようにしているのかも分かりません。クジラについては分からないことが沢山あります。 |
| No | 器 官 | 役 割 | |
|---|---|---|---|
| 1 | クチ | クチは食べものの入り口です。ハクジラでは歯の植え込み部分、オス同士の性闘争の武器でもあります。 | |
| 2 | 鳥状くちばし | ヒゲクジラの摂餌のため、呼吸時の鼻への海水流入防止のため、広いクチバシは数百枚のヒゲ板の植え込みに役立つています。 | |
| 3 | ヒゲ板 | ヒゲクジラでは歯の変形です。食べるための用具として、小型甲殻類の大量摂餌に役立ち、プランクトンネットの役割をしています。 | |
| 4 | 歯 | ハクジラでは餌を食べるため。そして性競争にも使います。オスの優位性誇示(イッカク)の役割もあります。 | |
| 5 | 舌 | 食のため・ヒゲクジラではヒゲ板と舌の共同作業による摂餌機構です | |
| 6 | あご | 食のためと音の受容機(クジラはアゴで音を聞きます)・アゴと歯による性闘争の役割をもっています。 | |
| 7 | 毛・毛喪失 | 毛の喪失は遊泳速度に寄与しています。ヒゲクジラのクチ付近の毛は「感覚毛」として餌の感知に役だっています。 | |
| 8 | 脳 | イルカの脳は大きく、大脳のシワも沢山あり、人並みの神経細胞をもっています。海中生活のため人と比較できませんが頭は良いようです。GPSの役割もあるようです。 | |
| 9 | 脳油 | 音波発信機の一部として遊泳位置と餌の把握に使い、潜水と浮上のための比重増減機構です。 | |
| 10 | メロン | ハクジラは超音波を集めて収束し方向性をもって発信し、受信もします。定位・餌探しにソナーとして役立っています。エコロケーションとも云われています。 | |
| 11 | 耳たぶの喪失 | 保温・遊泳のため凹凸である外耳をなくしました。 | |
| 12 | 耳垢栓 | 外耳道に耳垢・ミミアカが詰まっています。ミミアカを耳垢栓(ジコウセン)といい年輪が出来ています。年輪で年齢が分かります。 | |
| 13 | 鼻 | 鼻・鼻道は超音波の発信源です。浮上時の呼吸と深海移動の比重調節で運動補助の役割があります。種間の連絡にも使います。鼻の孔はハクジラ類は1個、ヒゲクジラ類は2個です。 | |
| 14 | 鼻の閉開 | 呼吸時の鼻への海水流入防止です。鼻は頭頂に移動し呼吸しやすくなっています。マッコウクジラの鼻は左頭の先端にひとつあります。 | |
| 15 | 鼻の稜線 | ヒゲクジラの鼻の前面の出っ張り(峰)は呼吸時の鼻への海水流入防止です。 | |
| 16 | 鼻の下の長さ | 鼻の頭への移動のため哺乳類で最も鼻の下が長いのはクジラです。しかしH度は不明です。 | |
| 17 | 潮吹き | 鼻から出る潮は海水ではなく呼吸の水蒸気が白く見えるためです。私達の冬の呼吸と同じです。 | |
| 18 | 首 | 保温のため、遊泳速度アップのために首の凹凸をなくしました。しかし頚椎骨は7個あります。なおベルーガ・カワイルカは首が動きます。 | |
| 19 | 肩 | 保温と遊泳のために、肩の凹凸をなくし流線型にしました。「肩こり」はありません。 | |
| 20 | 手のヒレ化 | ヒレは冷房装置、遊泳のために使います。ヒレは方向転換の役に立ちます。 | |
| 21 | 指 | 手の指は胸のヒレになりました。指の骨格は残って皮膚が覆い外からは平らに見えます。 | |
| 22 | ツメ | 指も覆われツメもなくなりました。海牛類のジュゴンにはツメが残っています。 | |
| 23 | 手の短縮 | 肩はなくなり、手も短くなりました。泳ぐ為には長い手は邪魔です。 | |
| 24 | 背のヒレ | ヒレは冷房機としての役割と垂直翼としての身体の安定に役に立っています。魚のように骨はありません。 | |
| 25 | 皮膚 | 皮膚は交尾時の前戯場所です。ふれあいの役に立ちます。遊泳時に皮膚を波打たせ流体抵抗を低くして遊泳速度をアップします。 | |
| 26 | 脂皮 | 皮脂はクジラの衣類・防寒具の役割があります。セミクジラの皮膚は脂肪が厚く40〜50aの厚さがあります。 | |
| 27 | 脂燃焼 | 厚い脂肪は燃焼時には水にもなります。クジラは自分で水を作るといわれています。 | |
| 28 | 皮膚模様 | 外敵と餌動物に対する擬態、両性の交接器位置の表示・子への乳孔位置の目印、群れ移動時の標識として役立ちます。 | |
| 29 | 皮脂 | クジラのオーバー・毛布としての防寒具です。また脂肪を燃焼させてクジラは自分で水を作ります。水の素です。 | |
| 30 | ウネ | 摂餌機構の一部としてアコーデオンのように腹の収縮・膨張に使います。ヒゲクジラ類だけにあります。なおセミクジラ・コククジラにはありません。 | |
| 31 | 腰 | 腰の凹凸喪失は保温・遊泳のためです。アシをつける場所が不要になり骨盤は痕跡のみがあります。 | |
| 32 | 産道 | 骨産道は生まれる子の大きさを制限します。クジラは軟産道のため大きい子が産めるようになりました。クジラは呼吸がしやすいように尻尾から先に生まれ、人と違い「逆子」です。 | |
| 33 | 足の喪失 | アシの凹凸をなくし保温・遊泳に役立っています。海洋ではアシは不要な部品です。アシで身体を支えきれません。 | |
| 34 | 乳孔の陥没 | 保温・遊泳のためにお乳の凹凸はなくしました。遊泳・授乳のための適した位置で出産直後に哺乳をしやすくしました。 | |
| 35 | 乳孔の位置 | 乳孔は交接器の両側に一対あります。人間の乳房が胸にあるのを見ると変な場所です。でも霊長類以外は腹から後アシ付近に乳孔・乳房がある種が多いですね。 | |
| 36 | 大交接器 | 生殖のため・子孫維持のために必要です。長い交接器(セミクジラは3b)は「精子戦争」に勝つためです。手がないためか交接器の先端自身が動いてメス交接器を探します。 | |
| 37 | 大睾丸 | 大きい睾丸は多量の精子を生産し、他のオスの精子をより多くの精子が排除します。「精子戦争」とも言われています。自身の(DNA)を残す戦略です。セミクジラの睾丸は両方で1トンのおもさがあります。スゴイ! | |
| 38 | 総排泄口 | 魚の総排泄口は1ヶ所です。メスのクジラは3個の孔があります。尿口・交接器・肛門の3個です。ただしオスは2個しかありません。 | |
| 39 | 尾っぽ | 尾は遊泳のためのクジラの動力源(メインエンジン)になっています。海上へのジャンプに役立ち、ジャンプはメスや仲間との連絡にも役に立っています。 | |
| 40 | 水平尾 | 魚の尻尾は垂直、クジラの尻尾は水平です。陸上での前後の歩行筋肉が水平方向むきで、酸素呼吸のために上方向への移動がしやすい為です。 | |
| 41 | 大きいからだ | 大きい身体は保温、流線型の身体は遊泳速度に適し、また丈夫な大きい子を産み、浮揚力・長寿にも役立っています。 | |
| 42 | 体型 | 丸い体型は表面積を小さくして保温に、流線型は遊泳速度の役に立っています。 | |
| 43 | 血 | クジラの血は暖かく沢山の酸素を運びます。人はヘモグロビン、クジラはミオグロビンが酸素を筋肉に運びます。 | |
| 44 | 肺 | 肺は大きく、沢山の酸素を交換、吸収します。人は10〜15%、クジラは80〜90%の酸素の交換をします。また吸い込んだ肺にある酸素の利用効率が高く、 筋肉にも沢山蓄えられます。心拍数や血液の循環をコントロールして酸素の消費を抑えます。このため長時間もぐれます。呼吸間隔は人は1分間に15回、大型クジラは5回以下です。 | |
| 45 | 胃 | 人の胃は一つしかありません。クジラは牛に似て胃は3〜4個あります。丸呑みする為消化に時間がかかるためです。 | |
| 46 | 腎臓 | クジラの腎臓は多く豆状に分岐して「マメ」と云われて、塩分を沢山分離・排泄します。 | |
| 47 | 筋肉 | 筋肉は黒い色をして沢山の酸素を蓄え長く潜れるようにしています。筋肉が黒いのはミオグロビンのためです。 | |
| 48 | 心臓 | 心拍数は1分間に8〜10回、潜水中は4〜5回に下がり、酸素消費量が低くなります。心拍数が低い動物ほど長生きします。 |