救急救命心肺蘇生法講習会(22年度)

   救急救命心肺蘇生法講習会を受講しました。(於:うすい荘)
 11月20日(土)本年度も福祉委員は救急救命心肺蘇生法講習を受講しました。これは緊急事態に即応できるよう毎年行っている講習ですが、昨年は新型インフルエンザの流行で開催できませんでした。今回は約1時間半の心肺蘇生・AEDについての実技講習を受講しました。
 臼井地区社協では2年前に3時間講習を行ったため、現在の福祉委員には経験者もたくさんいます。しかし定期的に講習を受けないと、なかなか咄嗟の時には対応できません。
 今回実技を体験したのは、初めてこの講習に参加する方が中心でしたが、見学者の中からも、途中様々な質問が寄せられていました。以下、質問と回答をいくつか掲載します。

Q)倒れている人(以下患者)が出血していたらどうしたら良いのでしょうか?
A)感染防止のために、出来ればゴムの手袋を着けて下さい。
 無い場合にはビニール袋を2〜3重にして巻くか、タオルなどを巻くなどして、
 患者に直接触らないようにして下さい。
 AEDの機器の中には、救助セットとして手袋や人工呼吸用のシートなどが入っているものもあります。AEDが身近にあった場合には、確認してみて下さい。

Q)心臓マッサージのとき、肋骨が折れてしまったらと考えると不安です。
A)極端な表現になりますが、命が助かることと肋骨が折れることを比べたら、当然命が大事です。躊躇せず正しい方法で心臓マッサージを行って下さい。

Q)患者にAEDのパッドを貼った後、AEDは「患者から離れるように」と指示を出しますが、
 電気ショックを与えるわけでもないのに、なぜ離れなければならないのですか?
A)このときAEDは患者の心電図を調べていますが、もし誰かが患者に触るとその人の脈拍を拾う事があります。また患者を動かすと、心電図の波形に乱れが出て、電気ショックが必要ないのに必要と判断されてしまうこともあります。患者の状況を正確に判断するためにも、必ずAEDの指示に従って下さい。
 また、その後電気ショックを行う際には、誰も患者の身体に触らないように注意をしてください。感電の恐れがあります。
 しかし、AEDは指示に従えば簡単で安全な装置です。いざというときのためにも定期的な講習会への参加をお勧めします。

Q)佐倉市内にはどのくらいAEDが設置されているのですか?
A)駅を始めとする公共施設にはすべて設置済です。身近なところでは、臼井小学校、臼井西中学校、公民館(音楽ホール)1階やうすい荘にもあります(下記写真参照)。
 皆さんの身近で一度、AEDの場所を確認しておいていただけると安心だと思います。

   救急救命心肺蘇生法のチャート図を作成しました。(PDF)
 詳細は こちらへ 

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 詳しくは広報紙「社協うすい」ページをご覧下さい。