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上野公園、不忍池、上野動物園
  不忍池は周囲が1.5kmほどの池だ。遊歩道などによって大きく3つに分 かれている。小さな島なども多い。上野、本郷の台地、池之端というそのままの地名の地域に囲まれている。池の中央にある弁天堂も、やはり 天海によりつくられた。不忍池は冬季、多くの水鳥がやってくる。しかし、やってくる鳥の種類も微妙に変化している。20年前くらいは、ヒ ドリガモ、オナガガモ中心であったが、今は、ユリカモメも多い。
 不忍 池といえばハスが有名だ。ハスもきれいな花が終わると実ができ、最後は写真のようになる。ハスは蓮根だけでなく実も食べられる。
2003.12
 上野 といえば、動物園だ。動物園も今はいろいろな問題と直面しているようだ。変革も求められている。ズーストック計画も変革のひとつのよう だ。ここ、上野ではゴリラの繁殖のため、全国からゴリラが集められている。環境もゴリラがリラックスできるように工夫されている。ちょっ としたテーマパークのようだ。もう、時代はゴリラに曲芸をやらせるような時代ではなくなっている。
 上野 動物園の中にはいろいろな史跡が点在する。上は茶亭「閑々亭」。藤堂高虎が将軍の来訪のために用意した茶亭だそうだ。その高虎の墓も園内 にある。その下は旧寛永寺五重塔。東照宮五重塔だ。土井利勝が寄進したものだそうである。利勝は寄進してすぐに焼失した五重塔を、すかさ ず再 建したそうだ。つまり、これは2代目ということになる。
 奏楽 堂だ。本来は東京藝術大学音楽部内にあったが、ここに移された。今、学部内には巨大な奏楽堂がある。写真は裏から撮影したもの。手前にあ る巨木はイチョウだ。ここでは、さまざまな催しが行なわれている。
 ここ で、不忍池の水鳥たちを紹介しておこう。代表的な鳥たちだ。この他にも多くの種がいる。また、年によっては珍しい鳥たちもやってくる。前 述のように池の鳥たちの種類も年とともに変わってきている。今では珍しいが、二十年くらい前はヒドリガモもたくさんいた。そのなかにアメ リカヒドリが紛れていたこともある。このように、他のカモの群れにまじり、あまり、みかけないカモがやってくることもある。また、交雑種 もいるようである。
 オナガガモは昔も今も多い。ホシハジロ、キンクロハジロも昔からなじみの深いカモだ。ハシビロガモ、マガモは数は少ない。カワウは池の 主という感じ。ユリカモメは本当に近年、増加してきた。
ハシビロ ガモ ホシハジロ キンクロハジロ マガモ
オナガガモ カワウ ユリカモメ カルガモ
 ライ トアップされている国際子ども図書館。もとは、国会図書館の上野分館だ。この他にも、科学博物館をはじめいくつかの建造物がライトアップ されていることがある。上野公園には昼間行くことが多いとは思うが、夜もと言うより、かえって夜の方が美しい場合もある。