東京都美術館から日暮里へ
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今日は上野公園内から、日暮里までの行程。公園を動物園側から抜け、芸大へと歩を進める。
東京都美術館、芸大
東京芸術大学は創立昭和24年。しかし、その前身は東京美術学校、東京音楽学校で名実ともに日本の芸術を明治以降、リードしてきた。敷地内の景観、建造物とも魅力的だ。もちろん、芸大美術館をはじめ近代的な建物も増えてきた。
芸大の美術学部、音楽学部の間を通る道を抜けると桃林堂、上野桜木会館がある交差点にたどり着く。桃林堂の本店は大阪のようだ。小さな風情のある店で、各種野菜の砂糖漬けのお菓子を販売している。角に小ぢんまりとある。
そのまま、細い道を谷中方面へと向かう。有名な喫茶店「カヤバ」のある交差点に出る。言問通をわたり、岡埜栄泉、愛玉子の前を通って谷中霊園方面へ。霊園の桜並木へは行かずに一つ先の細い通りに入る。しばらく行くとガイドブックなどによく出ている「花へんろ」がある。店の中にある六角形の陳列棚が見事だ。
花へんろ、築地塀、蛍坂
少し戻り、右折すると見事な観音寺の築地塀がある。これを過ぎ、道なりに右に曲がると細い坂がある。「蛍坂」という。坂をおり左折すると谷中小学校前で三崎坂にでる。根津方面に進むと千代紙で有名な「いせ辰」がある。
谷中小学校時計、いせ辰
「いせ辰」は初代辰五郎が元治元年(1864)に開業したという。江戸千代紙や紙工芸品の店とした。今は、千代紙独特の模様を生かした巾着や風呂敷も販売しているが、やはり、その多種多様な種類の紙がすばらしい。
久しぶりに牧野富太郎さんの墓を参り、経王寺でちょっと気に入っている井戸(勢いよく水が出ます)を眺めてから、ゆうやけだんだんを下り、谷中銀座をのぞく、七面坂経由で日暮里方面へもどり、なぜかある「ルノアール」で休む。すぐに日暮里駅だ。
牧野氏墓、経王寺井戸、谷中銀座、七面坂、ルノアール
*今回の写真もすべてソニーエリクソンの携帯で撮影しました。