清水坂を通って
2011.5.6
左は今現在、上野桜木では一番東にある院、養寿院。日展会館の前にある。
右は浄名院。区画整理で長い間工事をしていたがやっと落ち着いたようだ。喘息にご利益があるとのことだ。
暦ではそろそろ夏。ということで街を歩いていてもたくさんの花が目につく。右は羽衣ジャスミンだと思われる。建物を覆うように伸び多くの花を咲かせている。
こちらは軒先の鉢植えたち。野草系がお好きななようでイカリソウ、ユキノシタなどが多くあった。
寛永寺から芸大に沿って歩くと護国院に辿り着く。上野桜木の最西端だ。護国院は江戸時代初期には国立博物館の裏手にあったそうだが、場所をいくつか変え、1700年代はじめにここに落ち着いたようだ。天海のお弟子さんの生順という方が建立したようだ。写真は境内にある楽堂という舞台。護国院は谷中七福神のうち大黒天でもある。この護国院、庫裏がすばらしい!
護国院を出て、都立上野高校を過ぎると清水坂だ。下ると道が細くなり、カーブしているので車の運転に気をつけたい場所だ。そのカーブのところに昔からある煉瓦づくりの建物。これも、いつ無くなるかというところである。この建物は何だったのであろうか?昔、聞いた覚えがあるような気がするのだが。
わきの路地に入ると下左のような出入り口がある。何かお店だったような雰囲気だ。反対側にも下の写真のように門がある。
上野公園内にある人工の川、しのぶ川。
もともと、忍川という川があった。でも、場所は違う。忍川は公園から広小路に出る辺りを西から東に流れていた。不忍池から現在のアメ横を横切って流れていたようだ。その後、大名屋敷の中を通る堀に通じ、最終的には隅田川につながっていたようだ。公園を出た交番近くに三橋という橋があったとのこと、今は「みはし」という甘味処にその名が残っている。
精養軒の近く、お化け灯籠の辺りはカラスが常駐?している。この辺りは公園が混んでいるときでも意外とひっそりとした場所だ。大仏の小山、時の鐘もあるため木陰が多くある。
さて、写真のカラス(ハシブトガラス)だが、わかるだろうか?体の羽毛が白い!頭部は普通に黒色だが。