霊園から谷中銀座へ
2011.4.26
今日は根津方面に用事があり、谷中霊園、日暮里、谷中銀座を通り行ってきた。
谷中霊園は今様々な花が咲いている。墓地に植えられた庭木のなかま、路傍の野草、それぞれに咲き競っている。
今の時期、まず眼を引くのはツツジのなかまだ。ツツジは名のごとくツツジ科ツツジ属。品種が多く、墓地内でもいくつもの品種が咲き競っている。写真のものはヤマツツジ系に思えるが......。
こちらはツツジと同じツツジ科だが、ドウダンツツジ属のドウダンツツジ。白い小さな花が鈴のように垂れ下がっている。墓地でよく植えられる植物でいたる所で見られる。しかし、刈り込み方によって様々な樹形のものがある。自由奔放に伸びているもの、縦方向に刈り込まれているもの、丸く刈り込まれているもの。でも、この時期は花のおかげでドウダンツツジだと気づくことができる。
春を感じさせる野草たちもまだまだ元気に咲いている。
左のオオイヌノフグリは春をいち早く知らせてくれる花、ゴマノハグサ科クワガタソウ属の植物だ。2月くらいから咲き出す。
実がイヌのフグリに似ていることから命名された、「フグリ」の意味はご自分でお調べください。
上の植物はムラサキ科のキュウリグサ。写真ではわからないと思うが花の直径は2mm程度しかない。でも、近づきよく見ると美しい色の花だ。葉を揉むとキュウリの香りがすると言われる。魚でもキュウリの香りがするためにキュウリウオと名づけられた魚がいる。
この時期に目立ちだして、夏にかけて、草刈の対象としてはびこるドクダミ。草刈のときは独特なにおいに悩まされる。が、十薬(じゅうやく)と呼ばれ民間薬として昔から親しまれている。ドクダミ茶なども有名。夏になると白い花をつけますが花弁のように見える白い部分は総ほう片だ。
谷中霊園の中にある交番、正確には「警視庁下谷警察署天王寺駐在所」だ。駐在所ということなので、警察官の方、家族の方が住まわれている。柴犬もいる。
前に紹介した「花へんろ」というレストランは今は「トラモント」というイタリアンレストランになっている。
今日は休業ということでひっそりとしていた。
谷中銀座近く、「ゆうやけだんだん」上にある桜の木。この桜はこの春に最後の花を咲かせた。倒木の心配があるために伐採される。テレビ番組でも話題になっていた。残念だが、最近は観光客の方も多く確かに危険かもしれない。
谷中銀座。今日は平日のため人通りは少なめだ。それでも人は集まっていた。