　上野桜木を中心に上野、谷中などの周辺地区を紹介してきたが、今は「写真のみ」という建造物や施設も増えてきた。そこで、今回はそのようなもののいくつかをまとめてみた。

　住宅だ。上野桜木は住宅地、そして高齢化が進んでいる。つまり、お年寄りが多く、子どもは独立していく傾向がある。そのためか古いままの家が何軒もあったのだが徐々に減っている。左の住宅も今はない。右の表札の家もない。

　店舗も変わる。右は谷中にあった「花へんろ」というお店。店内も独特なお店だったが今はイタリア料理店となっている。

　上野公園を代表する施設のひとつ、竹の台の噴水。嘗ては東叡山寛永寺根本中堂のあった由緒ある場所だ。ラジオ体操の名所でもある。地デジ用電波塔（今の東京スカイツリー）の候補地のひとつと考えられたこともあるようだ。選ばれないでよかった！と個人的には思っている。
　これが見られなくなるとは思ってもいなかった。新しく噴水がつくられるようだが、この噴水が見られないのは残念だ。

　公園内の休憩場。動物園入口近くの公園わきにあった。この写真でも周囲にロープが張ってあり「立入禁止」だった。そのためか、ちょっと心配になって撮影したのを覚えている。この写真を載せたページのコメントでも「無くならなければよいのだが」と書いている。今は跡形もない。

　東京都美術館。今、改修工事中で２０１２年４月にオープンの予定。改修工事だがどの程度変わるのであろうか？左の写真はは裏側（博物館動物館駅側）、右は正門だ。

　上野の顔のひとつであった上野百貨店のビルだ。上野駅不忍口、西郷像下の位置する。大衆食堂として有名な「聚楽（じゅらく）」があった。じゅらく自体は不忍口ガード下や浅草にお店がある。隣接する「囲碁センター」の入っているビルもいつなくなるか？　これが無くなったというのは単にお店が無くなったというより街並みが変わってしまったいえる。

　左は寛永寺から上野桜木の桜並木をぬけ、左に折れ徳川慶喜墓所に向かう途中にあった桜の大枝。左の写真でわかるように横に通常の幹ほどの太さの枝が張り出し多くの花をつけていた。
　今は右の写真のようにばっさりだ。

　左は寛永寺幼稚園だ。写真のような状態で数十年ある。今は改修され、きれいに！でも、外装工事で見栄えはよくなったが、ベースはこのときのまま。もちろん、耐震工事など施したのであろうが。

　写真は「しばらくお休みします」の張り紙が張られ休業中の「カヤバ」。上野桜木交差点にある。その後、ずっと休みだったのだが、親戚の方であろうか？若い方がリニューアルオープンした。