国立科学博物館 旧本館
2011.5.11 編集
今回紹介するのは国立科学博物館の旧
本館の展示物たち。子どもの頃から慣れ親しんできたものだ。すべてを紹介できればよいのだが紙面の関係で一部だけ紹介する。現在、旧
本館は日本館ということで全く様変わりしており、旧正門も閉まったままだ。撮影は2002年8月。なお、展示物の説明は当時に従った
もので、現在は研究により修正されたものも多いであろう。
正門を入ると中央のホールで出迎えてくれるのがこのタルボサウルスとマ
イアサウラ。2階のギャラリーから撮影した。
タルボサウルスは中生代白亜紀にモンゴルに生息していた。有名なティラノサウルスに似ているが別属のようだ。
マイアサウラは白亜紀に北アメリカに生息していた鳥脚類の恐竜。子育てをする恐竜として有名だ。ここの展示も巣と子どもが展示して
あった。
シーラカンスのなかま、アクセロディクチス・アラリペンシス。
シーラカンスとはシーラカンス目の総称で化石のみのもの、現存しているものがあり多くの科に分かれる。このアクセロディクチスはマ
ウソニアという科に属する。
イクチオステガはデボン紀後期に生息していた原始的な両生類。
しっかりと4本の足がある。地味ではあるがちょっと愛嬌のある体形の展示であった。
ディプロカウルスはペルム紀前期の両生類。
眼が前部にあり、頭部の後半が左右に広がる独特のフォルムをしている。
三畳紀前期の生物、キノグナートゥス。アフリカ、ユーラシア、南アメ
リカに広く分布していた哺乳類型爬虫類。パネルにはその中の獣弓目と記してある。
コエロフィシス。三畳紀後期意にあらわれた竜盤目の恐竜。北アメリカ
にいた肉食の恐竜。
角が目立つアルシノイテリウム。新生代第三紀にいた獣脚類というなか
まの生物。パネルには祖先も子孫もよくわかっていないと書いてあった。
第三紀にいた有蹄類のなかま。パネルの復元図を見ると獰猛な肉食獣の
ような見た目だが、クジラに進化していった記してある生物。
新生代第四紀更新生に生息していたナマケモノのなかま。南アメリカに
生息していた。ナマケモノとは思えない巨大さだ。人類の繁栄とともに絶滅したらしい。人類にとってよい獲物だったのであろうか。
スミロドン。俗にいうサーベルタイガーだ。第三紀から第四紀まで北ア
メリカに生息していた。骨格だけでもその強さ、恐ろしさは伝わってくる。
ちょっと地味だが、ドイツのメッセルの化石の展示。小型の哺乳類の展
示があった。
バルキテリウムは新生代第三紀にいた史上最大の陸生の哺乳類。肩まで
で5mあったとパネルに記してあった。高さの5mというは想像以上に高い。角がないがサイのなかま。
地質時代や生物の歴史のパネルをバックに翼竜のアンハングエラ。白亜
紀に生息していたようだ。アンハングエラとは科ないしは亜科の名称のようだ。