私が住んでいた街・牛街のラマダーン明けのお祭り


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私が北京に住んでいた場所は牛街と言う所です。牛街は北京でも特色のある町で、そこは古くから
回教徒が住んでいる街です。回教徒と言っても「回族」と言う少数民族が住み着いていた場所です。
そこには北京で一番大きいイスラム寺院・北京牛街礼拝寺(牛街清真寺ともいう)があります。

イスラム教ですから、晩秋の頃、ラマダーンという断食が約一カ月続き、その断食が明ける時が
ラマダーン明けのお祭りになります。このお祭りを中国語では「開斎節」と言います。
ただし牛街に住む回教徒はほとんど断食をやらず、お酒も飲む堕落した(?)回教徒です。
「開斎節」になると厳格な回教徒である西域の少数民族も参拝に訪れます。

写真の中で踊りを踊っているのは、少数民族ですが、漢族とは区別のつかない回族ではなく、
ウイグル族のようです。ウイグル族も少しですが牛街に住んでいて、私とご近所でした。

私が住んでいたところは北京牛街礼拝寺から、牛街という大通りをはさんで、西側に高層集合住宅があって、
そこに住んでいました。高層集合住宅といっても、その前はスラムのような牛街の住人を立ち退かせ、
そのスラムのような牛街の住人を再び住まわせた高層集合住宅なのです。ですから住民には回族が
多かったです。ここでは「豚」と言わないように注意されました。「豚」はイスラム教徒にとってタブーだからです。

我が街・牛街の周囲のお寺の写真はここから見えます。←クリック