甘南高原を走って郎木寺まで

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  甘南高原はどこにあるのか、それは下の地図で確認してください。甘粛省の南にあるので甘南高原なのです。甘南高原はどんなところか、それは写真を見てください。回族という白い帽子を被ったイスラム教徒が住む地帯を通り過ぎると、標高はだんだん高くなり、チベット族が住む甘南高原に入ります。途中にはチベット仏教のお寺がありました。

  タクシーの運転士の友達だというチベット族のお宅を訪問しました。高原にあるチベット族の部落です。そこでバター茶や麦こがしのような食べ物をごちそうになり、トイレも使わせてもらいました。トイレは二階のテラスの隅にあり、屋根が無いのですが、意外にも清潔でした。貴重な体験でした。中国人の公共トイレより清潔かも。

  高原には羊やヤクがたくさんいます。ヤクは牛に似ていますが、甘南高原に牛はいません。綺麗な水鳥も見ました。豚は放し飼いです。獰猛なチベット犬がいましたが犬は鎖につないであります。ヤクの糞は壁に貼り付けて乾燥させています。更に進むと5月初めなのに、まだ高原の草は緑になっていません。標高が高くなった証拠です。

  チベット族が買い物にくる小さな部落を通り過ぎましたが、このあたりのチベット族の男性の服の袖は異常に長く、地面に届くくらいでした。正に標高が高い高原はチベット族地帯です。そこを通り過ぎて目的地の朗木寺に着きました。そこは海抜3300mもあり空気が薄く、坂を上ると直ぐ息が切れました。   朗木寺(ランムースー)の様子はここから)