繝医ャ繝・繧「繧、繧ウ繝ウ 中国の老人の一人旅で考えたこと

  以下の文は今回の中国旅行の印象記みたいなものです。行ったところの光景は左のページに写真を載せてありますのでそちらで見てください。2011年の4月16日から27日まで1人で中国を旅行してきました。その旅行で私は旅行中結構目立ったようです。特に、青海省の西寧のチベッタンレストランに行ったら、ラマ僧の一家に好奇心いっぱいの様子でジロジロ見られてしましまいました。その一家だけではなく、別の家族からも見られました。また貴徳と言うところで一人で羊のシャブシャブ料理の店には入ったら、なんだか私の方を数家族が見ているような視線を感じました。

  何故私が目立つのか。外国人に見えたからなのか、太っているからなのか、金持ちそうに見えたからなのか、服装が変わっていたからなのか。場所が中国の西の方の青海省であったからなのか。しかし目立ったのは青海省だけではなかったように思います。実は北京の王府井でも綺麗な、しかし怪しげなおねいさんに何人にも付きまとわれましたが、私が中国人ではないと気がついて人はあまりいなかったように思います。しかし老人が1人で歩いていると気になる人がいるようです。

  中国のレストラン風の店では、一人で食事するのは老人でなくても目立つということはあります。中国のレストランは一人で食事をするところではないからです。しかしこれほど私が目立つつ理由に心当たりがありませんでした。

  そのことを日本に帰ってうちの奥さんに言ったら、「一人で老人がブラブラしているいるからよ」と言われてしまいました。しかしよく考えてみると、これが本当の理由かもしれません。もし私がもっと若くて40代くらいで、一人で旅行していても、そんなに目立たなかったのではないかと思います。

  キーポイントは私がやはり老人であることが理由の一番かな、なんて思いました。中国では老人が一人で旅行など決してしないようです。日本のツアーは老人ばかりですが、中国人のツアーは若者ばかり。つまり中国の老人は年金もないし、旅行に行くお金もないのでしょう。まして一人で旅行に出かけるなどほとんどないということでしょう。それで私が目立ったのだと思います。

  他に気が付いたことですが、北京の地下鉄には殆ど老人が乗っていないのです。元私がいた会社の女子社員に「何故老人は地下鉄に乗らないのか」と聞いてみたら、老人は地下鉄が高いからバスに乗ると言うことでした。つまり老人は金を持ってい。だから北京の老人は地下鉄に乗らないようです。さすがに北京の地下鉄の中ではいろいろな人がいますから、特に老人の私が目立っていたとは思いませんでしたが、車両の中には私ほどの年の老人は居ないようでした。 

  北京の地下鉄には殆ど老人が乗っていないというのは、本当です。日本の地下鉄の乗客は、65歳以上でも働いている人が結構いて乗客の中にいますね。日本では女の老人ばかりで電車に乗ってランチに出かける人もいますね。そういう人は北京にはいません。奥様どうしでランチをしている光景なんかは見ませんね。

   老人と言うキーワードも目立つ理由ですが、「一人」というのも目立つ理由かも。「老人が一人で」で、だったらもっと目立でしょう。中国ではレストランで、「老人が一人で」という構図は殆どなく、老人が食事するとしたら、家族と一緒でしょう。レストランではなく、朝食堂で軽食を一人で食べる場面は、よくありますけれど。

  以前北京の会社にいたとき、会社の前のレストランに一人で行くと、愛想のいい服務員が、「今日もお一人ですか」みたいなことを毎回言いましたね。そんなことはわざわざ言わなくてもいいのにとおもいましたが、「老人が一人で」レストランに行くと、そういうことを言いたくなるのでしょうね。

  話は飛びますが地下鉄で、こういう格好をすれば日本人は目立つと言うよな格好は何か? 私は見たことはないですが、もし日本人の若い奥さんが幼児をおんぶしたり、抱っこひもで子供を前に抱えて地下鉄に乗ってきたら目立つと思うのです。

 北京の人たちは絶対に幼児をおんぶしないですね。両手で幼児を抱えて移動するのです。だから両手がふさがってスーパーで買い物もできない状態です。ですから買い物に行くときは、夫とか、爺さん婆さんをお供にして出かけなければなりません。

  これが北京では普通の風景なのですが、ある時バスの中に、子どもをおんぶした女性が乗ってきたら、視線が一斉にそっちに集中しました。多分のその人は貴州省とか雲南省の少数民族であったかもしれません。視線が集中した理由は、多分そのおんぶ姿であったと思います。おんぶしていたので少数民族とわかりそれで視線がそっちを向いたのかもしれませんが。

  空港で日本人の奥さんが、子ども二人のうち、一人はだっこ紐で括り付けて、大きな荷物を抱え移動するのを見ると、日本女性はたくましいと感じます。一方中国人女性が一人っ子を両手で抱えている様子はなんだか弱弱しい感じがして、バスの中では席を譲ってくれと催促しているように見えます。

  とにかく北京ではおんぶ姿は全く見かけません。おんぶしたら絶対に目立ちます。子供を連れて歩くには、北京にも乳母車があるではないかと聞かれそうですが、たしかに乳母車はあって子供を乗せた光景は見かけます。しかし乳母車があるからと言って、子供を連れて一人でスーパ-に買い物に行けるかというと話は別です。中国は段差がどこでも多いですから、乳母車に子供を乗せて、お供無しで一人でお買い物というわけにはいかないのです。おんぶはとても便利な習慣だと思いますが、なぜか北京あたりでは、絶対におんぶをしないのです。




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