北京・牛街のラマダーン明け(10月13日)


  北京・牛街は私が住んでいる街です。そして牛街は回族が多く住む街で知られています。今年は10月13日がラマダーン明け(断食明け)でした。牛街には牛街清真寺といわれる、北京で一番古くて大きい回教寺院があります。そしてラマダーン明けの日には、回族以外の異国の顔をした回教徒達も、牛街清真寺に大勢礼拝に来ていました。牛街清真寺の建築は中国化していますが、その祈りの言葉はちゃんとアラビア語(多分)でした。アラーの神様との交流はアラビア語でしかできないと、読んだことがあります。"アッラー、アクバル”と言う祈りの言葉が、何回も繰り返して聞こえてきました。アラーは偉大なり、と言う意味だったか? とにかく中国語ではない異国の言葉です。なおラマダーン明けのことを中国語では開斎節といいます。「斎」の意味は清めとかミソギとか、そう言った意味のようで、それを解く、つまり断食明けのことのようです。        



  牛街のラマダーン明けには、何時もウイグル族の踊りが披露されます。ウイグル族は異国の顔をしています。そしてラマダーン明けには回族の食べ物や、ウイグル族の食べ物が並びます。北京の牛街は、シルクロード、長安を経て、とどのつまりが牛街だったのかもしれません。