あるある大盗作

  私の知的所有権と言うか著作権はどうなっているのだろう。たかが自分のホームページに書いただけの文章であるが、勝手に転載してもいいということはないはずある。しかもこれは単なる無断転載ではなく、改ざんもあるし、長い文章を細切れにして、数個のページに分解したものもある。逆にたくさんの写真につけた短い解説を、つなぎ合わせて長い旅行記にしたものもある。以下のページは私のページでないが、全て元は私が書いた文章である。そしてその数は一つや二つではない。

v 甘加草原 2006-06-26 13:02:50
v 画のような水郷の風景 2006-06-19 15:50:30
v 水郷の料理 2006-06-05 13:14:16
v 心が落ち着く風景 2006-05-31 17:19:38
v 「土族部落」の旅 2006-05-22 13:21:44
v 700k、13時間位のマイクロバス旅行 2006-05-15 13:47:54
v 安徽省の古民居の旅ー1(その一) 2006-01-25 16:17:50
v 安徽省の古民居の旅ー1(その二) 2006-01-25 15:25:13
v 安徽省の古民居の旅ー1(その三) 2006-01-25 15:24:51
v 安徽省の古民居の旅ー1(その四) 2006-01-25 15:24:30
v 安徽省の古民居の旅ー2 2006-07-31 10:52:17
v 湘西旅行食べ歩きーー湖南省料理 2006-03-20 13:37:07
v 湘西旅行食べ歩き 2006-01-02 13:10:22
v チベット旅行記ー1 2006-08-07 11:33:46
v チベット旅行記ー2 2006-08-15 10:27:56
v 青島、煙台、大連の旅ー1 2006-07-10 10:29:57
v 青島、煙台、大連の旅ー2 2006-07-17 15:46:23
v 厦門・コロンス島 2006-07-03 13:20:48
v 西寧への旅 2006-05-08 14:36:55
v 漁梁で鵜飼の鵜を見た 2006-05-01 19:01:27
v 外で立って飯を食べる人々 2006-04-24 13:30:48
v 思いがけず黄山に登る 2006-04-17 16:10:59
v 湘西の芙蓉鎮 2006-03-28 10:50:02
v 西寧への旅 2006-05-08 14:36:55

  これらのページには引用元も書いてないから、無断転載というより盗作と言ったほうが正しいだろう。実は、今年のGWに甘加草原と言うところに行ってきたので、甘加草原に付いて調べておこうと思って、Google で検索してみた。そうしたら甘加草原に付いて書いた最初の文章がでてきて、それを見るとなんだか見たことのあるよう文章だった。どうも私が書いた文章らしい。実は甘加草原は一年前にも通ったところで、その旅行記を写真と共に4トラベルという旅行のブログに載せたのである。盗作者はそれを元にして 甘加草原 というタイトルのページを勝手に作ったらしい。しかしこのページの文章は私が書いたのだとあまり言いたくない。それは甘加草原というページを作るにあたって、写真につけた解説文を繋げて、一つの旅行記にしたようである。だから文章の繋がりがおかしいし、私が撮った写真を使用していないから、写真と文章が一致していない。変な文書だから私が書いたとはあまり言いたくないが、元は私の書いた文章である。

  こんなことをして日本語で旅行記を書いているのは、日本人のページではなく、中国のページである。実は以前私のホームページの1月23日に日本の常識は中国の常識ではない−2  を書いたが、その内容は、私の文章を改ざんして、勝手に掲載した文章が70以上もあるのを見つけたことを書いたものである。改ざんの方法は、「である調」で書いた文章が勝手に、「です、ます調」に変えてあったり、写真と文章の組み合わせに、何か相応しくない写真を持ってきて使ったり(この写真も無断転載かもしれない)、たまには気まぐれに私の写真使ってあったり、題名を勝手に変えて付けてみたり、で散々な改竄状態だった。その時は遠慮して盗作だなんて書かなかったが、これは盗作だろう。

  そして今回は、前回と同じところが作ったページなのである。前回の時は、こちらから抗議して、なかなか返事がこなかったが、最後には私の文章を全部削除しますと返事を貰った。そのときs削除されていることを確認したが、あまりにもページが多かったので、全部が削除されているかを確認しなかったかもしれない。そして今になって甘加草原について検索してみると、「甘加草原」のページが出てきて、そこに私の文章が使われていることが分り、もっと調べてみると、別の盗作ページがまだあるある状態だったのである。先回の発見の発端となった吉林の四季ー秋のページも今だに残っていた。全部で25編である。これで全部だろうか?

  実はその文章を無断掲載したところは国際と名がつく放送局である。そんなところなら、文章の無断転載だと抗議があったなら、これは大変だと今後の為にも徹底的に対策を講じるとか、まして怪しいページが残っていないかを、徹底的に調べるとかをするのが普通であると思うのだが・・・・・  

  国際という名前が付いていても、ここは中国だから、適当にやればいいやなんてものなのだろう。だからまだ依然として私からの盗作が見えると言うわけである。グローバルスタンダードである知的所有権に関する認識が甘いのだろう。こういうのを日本語では「脇が甘い」なんて言うのだけれど。日本の会社ではリスク管理ができていないなんてことも言うが、日本の企業と違って、知的所有権についての危機感なんてものはないに違いない。中国では個人情報が漏れてしまって申し訳有りませんなんて、社長が頭を下げることもないから、気楽なものである。元はと言えば70以上もあったのが、これだけに減ったのだから、よしとすべきなのか。それにしてもよくもコツコツと無断転載したものである。