坎布拉(カンブラー)に始めて入った日本人は私である

  タイトルは「青海省の坎布拉を日本に始めて写真で紹介したのは私である」とした方が良いかもしれない。本当は坎布拉に行ったのは一人ではなく、二人で行ったので、「私達である」とした方がいいかもしれない。しかし、坎布拉の写真をホームページで紹介したのは私である。

  坎布拉、カンブラーがどんな所で、どこにあるか、どれくらい奇麗なところかは、ホームページのほうを見ていただきたい。地層がとても変わっていて奇麗な所である。ところで、日本人で始めて、そこに入ったとか、写真を紹介したのは、私が日本人で始めてだというのは本当なのか。どうも本当らしい。グーグルで坎布拉、カンブラー、カンブラと入力して検索しても、日本人の情報は全く引っ掛からない。引っ掛かるのは私が載せた情報と、中国側の情報とか、中国の旅行社の情報だけであった。

  それにしても、WEBを検索してみただけで、日本人で始めてだなんて、断言してもいいものか。いいのです。話は飛ぶが、最近「マオ」(ユン・チアン著)という本を読んでみたら、毛沢東の実態は中国国民に宣伝されている毛沢東とは全く違って、大悪人であったらしい。どの位の悪人であるかは是非「マオ」を読んでいただきたい。しかし今の中国では毛沢東理論概論が大学で必修科目になっている。私も毛沢東理論というものがどう言うものかチョッと見てみた。読んでみたわけではなくチョッと見てみただけなのだが、毛沢東理論とはマルクス理論を拡大発展させたものだなどと書かれている。ユン・チアンの本を読めば、毛沢東がやった事はマスクスの理論では説明など出来ないもので、何千万人もの人を恐怖と飢えで死に追いやっていた。

  でも毛沢東語録が作られ、個人崇拝に値する人物とされ、毛沢東理論まで出来てしまった。毛沢東理論をよく読んで見れば、恐らく理論の体系をなしていないのではないかと思うし、毛沢東の実践とつき合わせてみれば、毛沢東理論なんか「屁のようなもの」ではないだろうか。ユン・チアンの本を読むと毛沢東自らの言葉として「屁みたいなものだ」と言う場面がたくさん出てくる。最近考えたことなのだが、大学生用の毛沢東理論の教科書を丹念に読んでいけば、毛沢東理論は理諭としてなっていないことが証明できて、それを「毛沢東理論の虚構」なんで名前をつけて、本にすれば売れるのではないだろか。

  虚構であることを証明するのは専門家なら簡単なことだと思う。そんな本が無いのが不思議なくらいである。教科書を私が見た限りでは(読んだのではなく)、マルクス理論を拡大発展させたものと度々書いてあるが、どのように変えたかと言う内容が無い。どうも理論ではなく、共産党の歴史みたいなものが書かれている。その歴史の要所要所で毛沢東がよい方向に指導したことになっているのだが、これを事実と照らし合わせてみれば、書かれていることとは全く別の事をしていたのである。毛沢東理論の教科書を基に「毛沢東理論の虚構」を書くというアイデアは、我ながらなかなか良い企画だと思うのだけれど。

  本題は、私が青海省の坎布拉に入った、始めての日本人であるかどうか、であった。写真を紹介したのは、本当に私が最初であるのかどうかである。しかし「マオ」を読んだ後では、事実は何かより、嘘であっても何回も繰りかえせば、本当になることも分かった。13億の大部分は毛沢東に関する真実を知らないのではないでだろうか。宣伝で黒が白にもなりえる。と言うわけで「青海省の坎布拉に始めて入った日本人は私である」と、とりあえず宣言してみた。間違っていたとしてもあの偉大な人物の間違いから比べると、屁みたいなものである。これをあちこちで宣伝して、それを繰り返していると、そのうちこの話が本当の真実になるかもしれない。

  追記; ついうっかりユン・チアンが書いた「マオ」の話を信じてしまって、毛沢東を大悪人だなんて書いてしまったが、本当は毛沢東を大悪人だったとは信じたくない。是非中国政府が国を挙げて、この本の内容を否定していただきたい。無視するとか、ほんの一部だけを否定して、全部が信用できないと言う手法はなくて、ユン・チアンが書いた沢山の事実(?)を徹底的に、事実を持って否定してください。お願いします。中国政府ならできるはずです。正しく歴史に学ぶためにも。