今日は、ばかばかしいお話を・・・・・  私は日本では学校でも会社でも一番になったなんてことはなかったが、今中国に居ると、私が会社で一番であることは結構ある。しかしあまり自慢できる話ではない。

  ◎ 名前が一番長い
この会社に、姓が二文字の人は一人も居ない。私は姓と名で4文字だから一番長い。姓と名で四文字なのは日本人なら普通の事である。

  ◎ 年齢が一番高い。
それはそうでしょう。社員の殆どが私の子供より若いのだから、これも当たり前。

  ◎ 日本語が一番上手
私の日本語は会社で一番上手である。日本人は一人だけだから当然そうなる。これが中国では希少価値がある場合もある。そのかわり中国語がずっと下手だから困る。

  ◎ 名簿の順が一番前だった
アルファベットで社員名簿を作ると、私の姓の一文字目は 本(ben) となるから一番目になる。漢族ではAから始まる人はいない。Bもいない。と思ったらこの名簿は古いらしい。私は何時の間にか一番の地位から滑り落ちていた。Bから始まる人には白さんがいて、前は居なかったが、今年新卒の女の子が入ってきた。白はbai と読むから白さんの方が一番である。(追記;漢族でAから始まる人が居た。やはり最近会社に入ってきた人である。安さんという)

  ◎ デジカメについて一番よく知っている
私のデジカメに付いての知識と言っても、日本では殆ど自慢にもならないが、この中国の会社ではチョッと人には教えることが出来る位くわしい。詳しいと言って中国の会社の若者と比べたのでは、あまり自慢にはならない。彼らは殆ど説明書を読まないから知識が無い。しかし実際にデジカメラについて教えるとなると、カメラの専門用語が殆ど通じないから、教えるのは難しい。

  ◎薄着である
私が会社一番の薄着(冬の間だけ)である。私は日本では特に薄着と言うわけではない。日本の会社では他の社員と同じくワイシャツ姿で、普通は腕捲りをして仕事をしていた。今の中国でも同じである。そうするとここ中国では寒くないかと言われる。暖房が効いているからワイシャツで何でもないはずなのだけれど。中国人は暖かい部屋の中でも冬の間は厚い下着やセーターを着ている。中国人の着方と言うのは寒い処に標準を合わせて厚着をしているらしい。それにあまり脱いだり着たりするのが好きではないらしい。暑ければ薄着になって、寒いところでは服を着ればいいのにと思うのだけれど。しかし薄着であるとどうしても寒さに弱い。会社があるビルは暖房が効いているといっても、外の気温が下がれば室温も下る。強風が吹けば冷たい風が吹き込む。日本の空調のようには空調できないのである。そんな訳で会社では1番の薄着なんだけれども、ズボンの下の下着が分厚くないだけに、中国人より寒さに弱いかもしれない。

  ◎ 太っている
顔を見て一番かどうかは分からないが、腰周りでは私が一番だろう。しかし中国人の評価ではそんなに太っていないと言う。中国人の私に対する見方は健康そうでいいというものである。ちょっと太っていた方が、裕福そうでいいというのかもしれない。どうも日本人の評価とは違うようである。私自身は日本人の尺度で見るから、困った状態である。こんな事で一番にはなりたくない。

  ◎ 小食である
太っているのに少食と言うのもおかしいが、それに全員と比較したわけではないから一番かどうかは分からないが、主食を食べる量においては最も小量かも。社員の食事を見ていると、主食をもりもり食べる。中国人というのは米のご飯と同時に小麦粉製品も食べるのである。それももりもり食べる。地下にある社員食堂は主食が20種類だか30種類あるのを、宣伝文句にしている。米は普通のご飯とチャーハンだけだだが、他には餡のない饅頭のようなものとか肉まんとか小麦粉製品がたくさんある。ケーキのようなものもあるが,麺類はここにはない。とにかく主食は種類も量も多くてよく食べる。話題は中国人のことではなく私自身のことだった。私の食べる主食の量は一番少ないかもしれない。でもビールを毎日飲む。家に来た社員が、部屋にビールが一箱置いてあるのをみてビックリしていたが、ビールを飲む量においては会社一番かもしれない。中国では家庭にビールを一箱買って置いておくことが少ないのかもしれない。いずれにしても、中国人と比較しての話で、これも自慢にはならない。


私が会社で一番